
高校3年生のホームルームで、10月~11月にかけて計4回の人権の授業を行いました。
テーマは「自立」です。
自立の反対は依存ですが、高校3年生は、今どれだけ自立できているのでしょうか。
自立できていない部分はどこに依存しているのでしょうか。そういうところから出発しました。
第1回目は、「自立とは何か」の説明の他に、上記の質問に対して具体的に答えられるように、
「高校生の自立度チェックシート」をやってもらいました。
そのシートを通して、高校生の段階でも十分できることで、今の自分ができることはどれぐらい
あるのかを知ってもらいました。
また、できていない部分は、誰に御世話になっているのかを考えてもらいました。
第2回目は、NHKの映像資料(「親離れ」ってなんだ?)を見ました。
内容は、世代の近い人の意見や、専門家の意見を通して、自立について考えていくものです。
有名人の意見や、同じくらいの年の人の意見が多かったので、親しみやすかったのか、
とても良い姿勢で見ることができていました。
第3回目は、1、2回目の自分の感想を参考に、それぞれクラスごとにグループワークを行いました。
ここでは、自分たちのできることと、できないことを共有し、できないところは、どうやったらできる
ようになるかをグループで話し合い、発表しました。
友達のことをよくわかっていないとできないようなアドバイスをしたグループや、すごく具体的に
アドバイスができたグループもあって、とてもよかったです。
第4回目は、まとめとして、各クラス1グループ代表で全体の前で発表してもらいました。
それぞれのクラスのカラーが出て、いろんな意見が出てきて、自立に対してかなり理解が
深まったと思います。
この授業をきっかけに、自ら気付き、行動できるようになっていってもらえたらと思います。
高3学年人権担当