
美術科の冬期講習が12月13日(土)から始まりました。
夏期講習と同様、朝9時から夕方4時まで一日6時間で11日間の連続授業です。
今回は中学1年生も受講し、中1から高3までの幅広い参加者で実施しています。
一日6時間の実技は中1生にはつらい経験だと思いますが、とてもよく頑張っていると思います。いろんな意味で貴重な経験となるでしょう。
冬期講習は素描講座と色彩構成講座の2講座を同時進行で行っています。 今回は色彩構成講座について触れておきます。
色彩構成は特にデザインなどの商業美術の多くの分野で、色彩理論に基づき、美しい配色や色による感情表現を学習するための美術の基礎演習です。美大受験においても、デザイン科などで課される受験科目になっています。
講習の第1課題は「25色の組み合わせ」というものです。これは基礎の基礎ですが、これを完全に習得できれば、色を自由自在に使いこなすことが出来るようになります。 これは一つの画面に25種類の色を自由に配色してゆく演習ですが、色の配置については明度と色相を決定するに当たっての、複雑で厳しい規制をクリアしてゆかなければならない難解なパズルのようなものです。

「25色の組み合わせ」
参考作品
受講生達はこの課題をなんとかこなし、次のステップである第2課題「春夏秋冬」に進んでゆきました。
美術科 笹 本 仁