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2014年12月26日

美術科 冬期集中講習4 色彩構成編③

冬期講習 色彩構成は、いよいよ最終課題「朝昼夜」です。第二課題は、私たち日本人の繊細な感情を育んできた四季を表現しました。みなさんは日本特有の豊かな色彩感覚を再認識できたものと思います。


今回の課題は、一日の中での緩やかに流れる時間帯を色彩構成で表現するものです。色彩の配色等については、「春夏秋冬」の延長線上にある応用といえます。ただ画面構成での色面分割は、これまでの第一課題や第二課題と違い、三角形・四角形・円という幾何学図形を用いたものとなっています。 

直線・半直線・線分を用いた画面構成は、構成要素としては単純で容易に学習できます。しかし、幾何学図形は二次元ですから一次元に比べて存在感が強く複雑になるため、その分、伝達性が乏しくなりがちです。そこで、まず構成要素の整理をする必要性が出てきます。これは大変な作業です。デザインは整理して単純化したりしてシンプルな伝達力を求めていく作業です。 

さらに明度設計も今までとは違い、明度群を作ることが非常に難しくなります。ですから今回の課題は明度設計が最も重要な勉強となります。

10日間の集中講習では、やはり時間が不足して第三課題が未完成に終わってしまったことを残念に思います。この続きは何らかの形で三学期に完成させたいと考えています。

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美術科 笹 本  仁

2014.12.26
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