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2015年02月04日

テロだけじゃない世界的脅威~ネットいじめ対策~

 「ネットいじめ」が新聞紙上をにぎわせて久しい。「何故そんなことをするのか」という道徳的指導を軸に指導しつつ、日本ではSNSにおける対策は、遅々として進まなかったのである。相愛においては、ネット上のいじめ対策を警察の方から講演をいただくことやIPアドレスから相手を特定する手法について知見を得ているというと驚かれるかも知れないが、こうした面においても地道な研修が積まれていることを多くの方はご存じない。ただネットいじめの有無について問題にするのが本稿の目的ではない。世界でも困っている「ネットいじめ」について策をなした14歳の少女の記事を紹介しよう。

 〈「SNSのいじめを無くしたい」14歳の少女が開発した新システムに世界が注目("Whats.be"記事)〉である。この記事の有用なところをいくつか紹介してみよう。

  1・14歳少女が「開発した」という事実。

  2・検証(アメリカ)では、SNSのネットいじめに効果が見られたこと。

  3・報告によれば、アメリカの若者の52%にネットいじめの被害経験がある。

  4・12~18歳は19歳以上のグループに比し4割ほど侮辱的な発言をしやすい。

  5・脳の発達の問題として「若者の脳はブレーキがない」発達途上であること。

  6・「ネットいじめ」はどうやら"Cyberbullying"の訳語であるらしいこと。 

さて、「ネットいじめ」撲滅は必須課題として、どの点に興味の焦点がありましたか?記事を読んでいく姿勢や興味に「社会」ばかりでなく「自己」を見つめる鍵が存在しているように思います。つまりは社会へのアダプテーションの鍵が、すでにあなた自身にあるということでもあります。簡潔な良い記事ですが、記事の重みは意外と重たいものです。 


(キャリア教育推進部)

2015.02.04
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