8月5日、いつも通り生徒たちはステイ先の人に学校まで送っていただきました。本日はPBAの始業式でした。別院が使用されているため、10日間プログラムの生徒は教室で礼拝を行いました。
5日の日々の糧には「一言でよい 自分を 新鮮にする 言葉をもとう」という1節があります。私は生徒たちに「PBAでの学習期間は、この『一言』は『ご挨拶』である」と言いました。新学期が始まり、多くの生徒と交流することができる状態で、日本人生徒だけで集まり、閉鎖的に休み時間を過ごすことは「同年代と交流する機会」や「英語を使う機会」を失うことになります。また、挨拶してもらえた人も、きっと嬉しいはずです。「自分がしてもらえて嬉しいことをする」、この気持ちで多くのPBA生徒と交流してほしいです。
それでは、生徒の日誌を紹介します。
・8月4日 ホームステイ先で今日が一番英語を話せたと思います。でも1回だけ聞き取れない文があったのに、笑顔で適当に返してしまいました。今、とても後悔しています・・・明日の目標は「悔いを残さず、はっきり言う!!」です。(R Mさん)
・8月4日 ステイ先で夕ご飯を食べてから、いっぱい英語でコミュニケーションが取れました!ゴーグルを貸してほしいと英語で頼むと、ちゃんと通じて、OKOKと言ってもらえて嬉しかったです!明日の目標は「もっとしゃべれるようにする」です。(A Tさん)
・8月4日 ダイヤモンドヘッドに登った時、しんどかったけれど、ハワイの海を見たら癒されます。明日の目標は「もっと積極的に授業に加わる」です。(S Hさん)
・8月4日 買い物についての授業を受けたので、この日まで色やサイズを聞くのに困っていたけれど、これからはできる気がする。登ってみて、山登りが意外と楽しかったと分かった。(A Nさん)
・8月4日 最近少しずつコミュニケーションが取れてきたので、疑問に思ったことはすぐに聞くことと、その言葉がすぐに出てくるように頑張りたいです!!(M Sさん)
1時間目は数の勉強をしました。日本での学習のように「つづり」の勉強ではなく、リズミカルに早く言えるかどうかの練習です。円になり、小さいボールを投げながら数字を言います。ボールを受け取った人は、また別の人に、先ほどの数字より1つ大きい数字を言いながら投げます。間違えたり、ボールを落としたりすると、最初からやり直しです。1から20まで、生徒たちは21秒で終わらせることができました。その後は10の倍数、序数、月の名前でした。ボールがいつ来るかわからないので、生徒たちはドキドキしながら練習しました。その後、昨日の復習として、買い物をする時の英語の表現を学びました。お土産の購入に役立つはずです。その後はハナウマ湾についての英文読み、アシスタント生徒と内容を確認しました。
2時間目は、日本語の授業を選択しているPBAの生徒との合同授業です。別院に移動し、自己紹介の練習の開始です。オオタケ先生は、PBAの生徒には日本語で4人以上の相愛生に話すように指示し、相愛生には4人以上のPBAの生徒に英語で話しかけるように指示しました。このように状況設定されても、1対1で話すことに抵抗のある生徒は相愛にもPBAにもいました。15分の練習時間の後は、1時間目に学んだ数字のゲームを行いました。相愛生もPBA生徒もそれぞれ3チームに分かれ、PBA生徒の中に相愛生が混ざるように指示されました。チーム対抗戦で、最初は英語で、その次に日本語で、数を数えながらボールを投げます。皆一生懸命で、先ほどの気恥ずかしさや戸惑いは少し薄れたように見えました。その後はじゃんけんゲームなどをして、交流を深めました。
昼食は大きなピザ2枚です。とても大きくて、1切れしか食べられない生徒もいましたが、皆おいしいと大絶賛でした。その後はスクールバスでハナウマ湾に向かいました。
ハナウマ湾では、自然保護の動画を最初に見ました。見るだけで、触ってはいけないこと、岩に見えるのはサンゴ礁なので、その上に立ってはいけないこと、魚に餌をやってはいけないこと、などを教えていただきました。「水族館の水槽の中で魚と一緒に泳ぐ」という状況を想像してほしいと思います。最初はシュノーケルが不得手な生徒もいましたが、最後には、黄色や黒、青や水色の大小さまざまな魚が、手が触れそうなくらい近くを横切る光景に、大興奮でした。そろそろ海に飽きた、と言っていた生徒も、昨日の「泳ぐための海」と「見るための海」の違いを理解したようです。ハワイには、目的に合わせたいろいろなビーチがあるという点で日本とは少し異なることも、実際行ってみないとわからないことだったと思います。
PBAに戻ると、もうステイ先の方が迎えに来てくださっていました。礼拝をする時間がなく、駐車場で挨拶と連絡だけを行い、それぞれ帰宅していきました。
校外教育係 松本典子