
美術科 美大進学講座の前期授業が今日で終了しました。今年はAO受験の生徒が変則的な出席になったりしましたが、高1生や中学生がよく頑張りました。
着彩描写の経験者はいませんが、去年の春期講習で先輩が制作していた着彩描写を見ていたこともあって、一歩ずつ着実に制作がすすめられたと思います。着彩描写は鉛筆描写と違い、一度塗った色は消しゴムで描線を消すようなことはできません。その分、鉛筆描写以上に制作の計画性が求められます。まずは水を多くして薄く塗り始めることです。
透明水彩絵の具は顔料の粒子が微細で透明性が高いので、塗り重ねによる美しく微妙な表現ができます。また、透明水彩は水の量で色の濃さや淡さを表現できるので、不透明水彩絵の具のように白絵の具を混色して濃さを微妙に調節する面倒くささは少ないと思います。
講習前期の課題を完成した人は2人でした。下の完成作品はKさんの始めて描いた着彩描写です。