
5月末のオープンスクールでの第二回 「はじめてのデッサン」に続き、8月末のオープンスクールにも同様に開講の機会を与えてもらい、この度も数名の参加者の皆さんと一緒にデッサンをしてゆくことができました。とても嬉しく思っています。
体験受講生の皆さんには、約50分でモチーフ(題材)として紙コップを描いていただきました。モチーフをお渡しして、「ハイどーぞ」では、はじめてデッサンする人には何がなんだか分からずに50分が終わってしまいます。そこで相愛ではデッサンをする前に充分な講義をします。通常は2時間以上の講義ですが、体験ではそれを10分程度に縮めて行います。受講の皆さんにとっては、「話はもういいから、早く描きたい!」と言う気持ちだったかもしれませんが、何も知らずに描いているだけでは絶対に上手くなりません。
今回、参加の皆さんはその時に教わったことを一生懸命実行してくれました。とても良い作品ができたと思います。また、付き添いの保護者の方々はお嬢様の真横で、我が子の制作過程を楽しくご覧になれたことと思います。
50分のデッサンの終了後は隣の教室に移動して、お手伝いの美術部の高三生徒から、部屋に陳列してある昨年度の私学美術展の油絵や美大進学講座のデッサンの説明をさせていただいて解散となりました。
ご参加頂いた皆さまに御礼申し上げます。またのご来臨をお待ち致しております。
美術科 笹 本 仁