大きな作品で密度の高いものを創るためには、膨大な時間がかかります。相愛美術部は半年以上かけて1点をつくります。私学美術展の作品でも一ヶ月くらいで描いた絵をたくさん見かけます。しかし私は真剣に題材と向かい合い、かつ真面目で地道にものごとを追求してゆく制作態度が高校生の展覧会には必要だと思います。
夏休み中に制作する油彩画のモチーフ(題材)やエスキース(下絵)をすでに決定している部員たちは、早くもキャンバスの製作にとりかかっています。昨年から作品の大型化を進めていて、今回はF100号とF120号のキャンバスを新調しました。大作の数が増えるほどアトリエが狭くなってきますが、色々と工夫をしながらやりくりしています。
美術部