「沙羅の木だより」第8号(体育祭特集号)

平成30年6月15日


 さる6月13日(水)、平成30年度体育祭が行われました。会場のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)は、バレーボールやバスケットボールのコートが4面とれる広さを持ち、固定席も3000席を超える大阪を代表する体育館の一つです。私自身、38年の教員生活を通じて、初の屋内体育祭であり、かつ、初の女子体育祭という記念すべき一日となりました。館内には、校旗・大会旗と並んで、超ビッグサイズの校長旗が掲揚されているではありませんか。私も結構長く校長職を務めてきましたが、体育祭で旗を作ってもらったのは初めての経験です。しかし、相愛ではこれが恒例となっているそうで、生徒会の皆さんが放課後等に集まって、かなりの時間をかけて丹精込めて作りあげてくれました。実はこの旗、中高の生徒の皆さん全員が『手形』を押して作られた似顔絵で、細い目のあたりが私の特徴をよくとらえていて、なかなかの力作、すばらしい出来ばえでした。本人より多少(ずいぶん?)若く見えることもうれしいです。Good job!  力を合わせて制作してくれた生徒会の皆さん、そして、掌を真っ黒にしながら協力してくれた全校生徒の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとう。せっかくの大作なので、記念にもらって帰ろうかと思いましたが、わが家には飾っておくスペースがないことに気づきましたので、残念ですが断念します。

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 さて、肝心の各競技の方は、参加する生徒と応援する生徒が一体となって大いに盛りあがったのですが、私がいちばん良い光景だなと感じたのは、中学生と高校生が一緒になって体育祭をエンジョイしていたところです。年齢差は最大5歳あるわけですが、高校生のお姉さんたちは、後輩をやさしく導いていましたし、中学生の妹たちは、先輩が躍動する姿を憧れのまなざしで見つめていました。お昼休みには、新体操部による模範演技が行われ、インド風の黄色い衣装を身にまとった中高の部員の皆さんがカレー(華麗!)に踊ってくれました。それにしても、なんであんなに体が柔らかいのか、校長先生的には「アンビリーバブル」です。保護者の皆さまにも、玉入れ競技で参加していただきましたが、カゴではなくカゴ棒を支えていた某先生めがけて玉を投げていた保護者の方もおられ、日ごろのストレス解消に少しは役立ったのではないでしょうか。メインイベントの『クラスダンス』では、生徒全員が観客席からフロアに下りて、間近で高校3年生の趣向を凝らした創作ダンスを食い入るように見入っていました。これも相愛の伝統となるものでしょう。

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 保護者の皆さま方には、朝早くから難波までおいでいただき、誠にありがとうございました。改めて感謝申しあげます。ラジオ体操と頭に被り物をしてわずか50mほど走っただけなのに、今日あたりから、なぜか筋肉痛の私です。