「沙羅の木だより」第13号


平成30年7月17日



 7月13日(金)午後、卒業生の桜花昇ぼるさんが母校を訪問してくれました。桜花さんは、OSK日本歌劇団の元男役トップスターで、OSKといえば、歌手の笠置シズ子さんや女優の京マチ子さんなどを輩出している、宝塚歌劇団と並ぶ日本を代表する歌劇団として知られています。かつて、奈良市の近鉄あやめ池遊園地にあった円形大劇場を本拠地とし、私も20年以上前、まだ二人の息子が幼いころ、あやめ池遊園地で何回か歌劇を楽しんだことがあります。奈良県出身の桜花さんは、子どものころからOSKに慣れ親しんで育ち、舞台好きなお母さまの勧めもあって、相愛高校卒業後にOSKに入団したそうです。校長室で小一時間ほど、いろいろお話を聞かせていただきましたが、とにかくカッコイイ! 身長が高く(推定170cm)、背筋をピンと伸ばしてお話しされる姿が凛としていて、元男役トップスターとしては当たり前のことなのかもしれませんが、凡人の私は、桜花さんの静なる迫力に圧倒されました。現在、桜花さんはOSKを退かれ、女優として幅広くご活躍される傍ら、四代目旭堂南陵門下の講談師・旭堂南桜としての活動も行われています。この10月13日(土)・14日(日)には、西梅田のサンケイホールブリーゼにおいて、『ジャンヌダルク ジュテームを君に』で、主人公のジャンヌダルクを演じられます。華麗なポスターにハートマーク付きの直筆サインをいただきましたので、さっそく校長室前の掲示板に飾ることにいたしました。桜花昇ぼるさん、お忙しい中、母校にお立ち寄りいただき、どうもありがとうございました。機会があれば、次回はぜひ後輩たちに「夢は叶う」ことをお話ししてください。今後ますますのご活躍をお念じ申しあげております。

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 そして、昨日、7月16日(月)の海の日、MBS(毎日放送)の『ちちんぷいぷい』の『学校に行こッ!』というコーナーで相愛高校が紹介されました。2009年以来、二度目となるそうで、取材は少し前に済んでいたのですが、どのような仕上がりになっているかは観てのお楽しみでした。私は出先のスーパーマーケット駐車場に車を停めて、カーナビで観ていたのですが、たむらけんじさんの絶妙なトークに導かれ、生徒の皆さんもノリノリ気分で、音楽科の特色ある取組の様子や生徒の明るく前向きな姿勢がよく表れていたと思います。生徒の皆さんにとっては、高校時代の良い思い出になったことと思います。残念なことに、校長先生は後ろ姿も何も全然映っていませんでした。お世話になった、たむらけんじさん、そしてMBSのスタッフの皆さん、暑い中をほんとうにありがとうございました。