今年度、第1回のクロッキー講習を10月18日に開きました。
今回はイラスト部の生徒が文化祭の準備のため不参加となりましたので、美術部のみでの実施となります。
参加者11名は、ほぼ全員が未経験。新陳代謝が早いので少し驚きました。
ともあれ、フレッシュな新メンバーでいちから始めることにしました。
まずは「クロッキーって何?」からですが、これは去年のブログでも書きましたが。クロッキーはふつうは対象(ものや人物など)を素早く写し取る、絵のトレーニングです。
よく聞くデッサンというのは、対象を何時間もすみずみまでよく観察して立体感や質感を表現するのに対して、かたちや動きをとらえるのがクロッキーといえるでしょう。
スケッチはその中間でしょう。
クロッキーでは人物や動物などを描くことが多く、人物の場合は普通美大ではヌード(裸婦)です。
中高ではヌードは無理なので、コスチューム(着衣)で練習します。
そもそも人物クロッキーは人体の骨格や筋肉の付き方などを勉強するので、コスチュームでは分かりづらいですが、着衣の奥にある筋肉や関節などを見極めるのも勉強になるし、面白いと思います。
今回は15分ポーズを中心に5ポーズを描きました。
初めての人ばかりなのに、非常に良いできでした。
初回はとにかく描画用紙の中心に、適切な大きさでバチっと全体像がとれるように描くことに重きを置いて練習しました。
次回、第2回は11月上旬の予定をしています。
美術部以外の人でも参加できますので、希望の方は美術部までお問い合わせ下さい。
美術部 笹 本 仁