色彩構成講座も良い状態で終了し、後半素描講座へ移りました。
今回の演習は鉛筆描写ではなく、着彩描写になります。着彩描写とは絵の具で描くデッサンです。
使用する絵の具は透明水彩絵の具というものを使いました。
画面構成・かたちは鉛筆で描き、色調の段階で絵の具を塗りました。
初心者の受講生は絵の具のおき方が分かりづらかったかも知れませんが、基本的には鉛筆描写も着彩描写も同じようなものでした。
鉛筆描写が無彩色で着彩描写は有彩色なので、色彩表現に意識が向いてしまいますが、明度の観察をしっかり出来れば立体感や材質感も表現できます。
最終日はいつもどおり合評会を行います。
いままでは、自分の作品を客観的に観たり、他の人の作品と比較したりすると共に、先生の指導や助言をもらうという趣旨で合評をしてきました。
ですが今回は少し方向性を変えて、自分の作品について長所や短所、表現したかったことや目標としたことなどを、前に出て他の受講生や先生に話をするという能動的なものにしました。
近年の大学入試では、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が求められています。特にAO入試や指定校推薦などがそうです。
最後に春期講習の作品を何点か紹介して、春期講習のブログを閉じます。
最後までご覧下さり有り難うございました。
美術科 笹 本 仁