英国バンガ―大学英語研修の様子が現地スタッフから送られてきました。この日はバンガー大学のあるウェールズの言語・文化について学んだようです。

H30.3.28(水)
 本日は、生徒の皆さんが登校した際には雨が降っていましたが、授業を受けている間に雨がやみ、午後からのフィールドトリップは天気に恵まれました。
 まず、デレック先生からウェールズ語の授業を受け、アントニア先生から午後からのフィールドトリップで訪れるスレートに関する授業を受けました。
 ウェールズ語は、イギリスのウェールズで生まれた独自の言葉です。一時はウェールズ語を母国語として話す人の数が減り、衰退してしまいましたが、ウェールズ政府が、ウェールズ独自の文化を守る活動の一環として、現在でもウェールズ語を守る運動をしています。バンガーに住んでいる多くの方は、ウェールズ語と英語の両方を話すことができ、ウェールズ語の文化が根付いているといえるでしょう。バンガーの道路標識はウェールズ語と英語の両方で書かれているんですよ!
 ウェールズ語の発音は英語とは全く異なるため、生徒の皆さんにはとても難しいものです。ですが、生徒の皆さんはウェールズ語をマスターしようと、デレック先生の説明を食い入るように聞いていました。

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 また、スレートは粘板岩とよばれる岩石の一種で、ウェールズで最も重要な産業の一つであります。午後からは、ヒャンベリス(Llanberis)というところにあるスレート博物館を実際に訪れてきましたよ。

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 スレートミュージアムは、ウェールズ最高峰(1085m)のスノードン山のふもとのヒャンベリス(Llanberis)にある、以前は採石場だった場所で、現在は加工体験や巨大な機械を見ることが出来ます。

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 ウェールズで最も重要な産業の一つであるスレート。バンガー大学も、スレート作業で働く労働者たちが、少しずつお金を貯めて学校を作り、今の大学に至ります。ウェールズの人の生活を支えてくれた大事な産業なのです。 スレートとは粘板岩といって、地球の圧力によって泥が熱され、圧縮されて出来た石材で、主に家の屋根に使われています。分かりやすく言うと、泥が長年かけて圧縮され石に変わったものを、割ったり切ったりして、人々の生活に役立てています。注意して町を歩いていると、たくさん目につくことでしょう。 屋根瓦だけでなく、昔は黒板として学校で使われたり、コースターなどにもなったりしています。 グループに分かれて課題を解きながらの見学となりました。
 ミュージアムの見学のあとは、目の前の湖畔の対岸へ立ち寄り、全員で記念撮影を行いました。天気も良い中、壮大な景色を目の前に皆さんリフレッシュできたことでしょう。
 今週も早いもので残り2日!! 明日は午後から、スランドゥドゥノ(Llandudno)へフィールドトリップを行います!歴史が深く、今はイギリスでも一,二を争うほどの保養地としても有名なスランドゥドゥノ。半日の間、グループごとのフリータイムになりますので、街の見学・ショッピング・お土産の購入など、スランドゥドゥノにて有意義な時間を過ごせることを願っています。

校外教育係