7月16日(土)の探究活動で、中学2年生はディベート大会を行いました。半数以上が小学生時にディベートを行ったことがあるようでしたが、本格的なディベート大会は、今回が初めてのようでした。
まずは、「ディベートとは?」の説明から入りました、ディベートとは、「ルールに則って討論する」ことであり、日常の話し合いや口喧嘩とは違うので、「感情が先行することなく、論理的に意見を述べること」が重要です。また、「対立する意見にも耳を傾けること」も大切であり、そのため、自身の意見を主張する時間もあれば、対立する意見を傾聴する時間もきちんと取られています。そして、「相手を言い負かす」ことではなく、「相手や聴衆者を納得させられるかどうか」が目的となります。
ルール説明などのあと、まずはデモンストレーションとして、「学校の制服 あり(制服)派 なし(私服)派」にわかれてディベートを行いました。制服の見た目に関する意見だけでなく、「ジェンダー」や「経済的な格差」などの問題提起をしている生徒も見受けられました。
そのあと、①「宿題 あり派 なし派」と、②「オータムスクール 部屋割自由派 バス座席自由派」の2テーマに分かれて、それぞれが討論を交わしました。「宿題」というテーマの中では、「必要性」をとるのか「主体性」をとるのか、一方で、「オータムスクール」というテーマでは、「自分たちがいかに楽しめるか」だけではなく「周囲への配慮」というあたりが争点となり、どちらのテーマでも熱い討論が交わされていました。
生徒たちは、自分たちの意見を主張しながらも、対立の意見の思いにきちんと耳を傾けることを忘れずに、真摯に取り組んでいました。
日常の中でも、「話し合う」場面は、数多く出てくると思います。今回学んだことを意識して、感情が先行することなく、お互いがきちんと自分の主張を相手に伝えられ、そして、お互いが納得できるような解決方法を模索できるような人になってほしいと願っています。
中2学年団