7月26日(火)の中学特進コース補習の最終日、龍谷大学農学部教授によるアグリカフェを開催しました。
今年度より実施となった本プログラムは、普段中学では決して扱わない大学での学びに触れてみようということで、企画されました。
今回のテーマは、『「トウガラシを食べるいきものたち~辛くてうまい!だけじゃない~』です。
第1部は、環境生理学研究室の古本強教授による、「トウガラシの辛さから考える植物の温度感受性」というテーマでした。 最初は大学の教授の講義ということで、みんな緊張した面持ちでしたが、古本先生がNHKのTV番組「チコちゃんに叱られる」へのご出演経験を語られると、一気に場が和みました。
実際に先生がご出演された放送回を一緒に視聴し、「なぜトウガラシは辛いのか?」ということについてみんなで考えました。時折先生から飛んでくるするどい質問にもみんな一生懸命に答えていました。
第2部は、応用線虫学研究室の岩堀英晶教授による、「トウガラシを食べるいきものたち」というテーマでした。 先生は、土の中にいる1ミリにも満たない大きさの線虫の研究をされており、私たちの靴の裏にも約7000~8000匹存在しているようで、みんな驚いたり気持ち悪がったりと様々な反応をしていました。
実際に線虫を持ってきてくださり、目視したり顕微鏡で詳しく見てみました。
その後、希少種のトウガラシや激辛トウガラシ味のポテトチップスも試食させていただきました。
最初は「おいしそう!」と嬉しそうな様子でしたが、ほんのひとかけら口に入れると反応は一変! あまりの辛さと口のヒリヒリの痛さに、涙する子や牛乳を飲んで中和させる子が続出!さすがにおかわりをする子は一人もいませんでした。
今回のアグリカフェを通して、今まで考えたこともなかったようなことや分野に触れ、少しでも興味・関心が湧いてくれればと思うと同時に、 これからの進学についても色んな可能性を感じながら考えていってほしいと思います。
進路指導部