高校専攻選択コース3年生のカリキュラムには、週3時間の倫理の授業が設定されています。
1年間の学習の仕上げとして、最後の2回の授業内で哲学対話に取り組みました。
哲学対話とは、参加者が輪になって問いを出し合い、一緒に考えを深めていくという対話のあり方のことです。
「哲学カフェ」ともよばれるこの活動は、多面的・多角的な観点からの考察やメタ認知、傾聴する力を育むなどの効果が期待されています。
以下は、参加した生徒たちの感想です。
・「幸せとは」「自由とは」といった日頃は考えたこともないことを真剣に考える時間が楽しかった。
・ 正解のない問いに向き合うことの難しさと楽しさを実感した。
・ 自分と全く同じ考えの人に出会うことはないと気づいた。
・ 答えは複数あってもよいということに気づいた。
・ 自分の意見を明確に持ち、伝えられるようになりたいと思った。
・ 深めれば深めるほど楽しく感じるということがわかった。
・ 相手の意見を理解しようとする姿勢を身につけることができた。
・考え方の幅を広げる貴重な機会となった。
・意見を交換するうちに、少しずつ自分の意見が持てるようになってきた。
限られた時間ではありましたが、各クラス静かな対話を楽しんでいる姿が印象的でした。
地理歴史科