6月5日(水) 高校2年生と3年生の幼児教育専攻の生徒が、相愛大学での幼児教育の授業を体験してきました。 高大連携授業は、1年間で全5回実施します。
1時間目は、「身近な草花の不思議」という授業を人間発達学部の永井毅先生にしていただきました。「きれい」「かわいい」など子どもたちの感受性を育てているのは周りの大人であり、子どもたちの感受性を豊かに育てられる保育者になるために身近な自然にある感動を知ることも大切だと教えていただきました。今回は特に「種の冒険」についてクイズ形式で楽しく教えていただきました。初めて知ることも多く、大学が行っているビオトープでの話や農園体験の話、実習先での園児のようすなども織り交ぜながらたくさんのことを教えていただきました。
2時間目は、「絵本が持っている不思議な力」という授業を人間発達学部の中塚景子先生にしていただきました。みんなの思い出の1冊を紹介しあい、大切な人に絵本を読んでもらうことで、自己肯定感や自尊感情を養うことにつながるというお話をいただきました。また、中塚先生が幼稚園で教員をしておられた時の経験や、幼児ならではの視点を教えていただき、絵本は、子どものことばや想像力を育てるだけでなく、コミュニケーション能力や、共感し合う力も育てることも教えていただきました。そして、中塚先生から絵本『ちびゴリラのちびちび』の読み聞かせをしていただき、その後、一人1冊好きな絵本を選び、グループで絵本の読み聞かせをしました。
先生方の授業が終わった後、人間発達学部子ども教育学科の大学生に学部内のキャンパスツアーをしていただきました。実習の勉強をする部屋や絵本の部屋、さまざまな取り組みの掲示、1時間目に教えていただいた校内のビオトープや農園を見せていただきました。
その後昼食をとってレポート作成をし、大学を後にしました。生徒たちは初めて知ることや大学での取り組みについて詳しく知れたこと、また、来週に幼稚園での実習があるので、読むときの本の持ち方や声のトーン、読むスピードなどをさらに学べて良かったと言っていました。今回の学びをぜひ今後の学習に生かしていってほしいと思います。
キャリア教育担当