11月8日(金)・9日(土)に「令和6年度 全国音楽高等学校協議会全国大会」を本校で開催いたしました。
例年、開催校が約2年前に決定し、各開催校が準備を進めます。毎年開催校が趣向を凝らし、素晴らしい全国大会を開催されています。今年は、本校が担当となり、約2年前から開催内容の構想を練りながら準備を進めてまいりました。今年度、南は沖縄、北は東北の音楽高等学校が集い、約70名の先生方にご参加いただきました。
大会一日目は、開会式、総会から始まりました。
午後は、本校の音楽科の様子をご覧いただきました。定期演奏会の全体合奏演目のサン=サーンス作曲「動物の謝肉祭」の合奏練習風景を、相愛大学の中谷満教授の指導で公開しました。大変興味を持ってご覧いただき、「オーケストラがすごくまとまっていて、良かったです。」「どのように指導されているのですか?」とお声をかけて頂きました。
公開授業の後は、宗門校である本校の特色を生かし、仏教讃歌「讃仏偈」の合唱を、相愛大学音楽学部泉貴子教授の独唱を交えてお聴きいただきました。初めて仏教讃歌を聴かれた先生方から「とても感銘を受けた」と仰っていただきました。
その後続けて、相愛大学釈徹宗学長、笑い飯哲夫客員教授、泉教授の先生方で、「仏教と音楽のかかわりについて」というテーマで対談していただきました。笑い飯哲夫氏の楽しいトークを中心に、参加の先生方だけではなく、全校生徒も聴講し、仏教讃歌と西洋音楽の違いなどを興味深く聞いていました。
一日目最後の分科会では、今大会のテーマ≪「Introduction」~導入から実現へ~≫に沿った内容に意見を頂戴し、実のある研修会となりました。
二日目は、相愛大学音楽学部大谷玲子教授によるヴァイオリン公開レッスンから始まりました。とても細やかな公開レッスンで、「技術も指導も素晴らしい」と仰っていただきました。
大会最後は、相愛高校音楽科生徒によるミニ・コンサートをご覧いただきました。生徒たちは緊張しながらも、素晴らしい演奏を披露してくれました。
その後、全体会で各分科会からの報告を受け、閉会式をもって終了いたしました!
全音高協の第1回開催校を相愛高等学校がつとめてから60年が経ち、今年度、本校が開催校としての重責を感じておりましたが、各校の先生方のご支援とご協力により、盛況のうちに終えることができました。誠に有難うございました!
音楽科