第10回「吹・相・楽への誘い」特別演奏会 1月13日(月・祝) 相愛大学 南港ホール
吹・相・楽への誘いプロジェクトは、相愛大学音楽学部主催で地域と連携して社会に貢献する活動を推進
しています。出演校は、大阪市立南港南中学校、大阪市立新北島中学校、大阪市立阿倍野中学校、本校の4校です。
日頃、地域のお祭りや老人ホームでの演奏や、音楽堂で開催されるコンサートなど地域から愛される活動を行ってい
る吹奏楽部です。
この日、相愛大学が誇る教授陣と音楽学部生や卒業生の指導講師のもと、総勢約70名での演奏を行いました。メンバーは
これまでに、心を一つに練習を重ねてまいりました。
朝8:45に大阪メトロニュートラムポートタウン東駅に集合し、相愛大学へ向かいました。
10:05 ホール集合まで、控室で音出し、そして午前中は徹底的にリハーサルをしました。
毎回のことですが、ホールごとに楽器の響き方が違うので、演奏の強弱に気をつけるように調整しました。
14:00 第1部は、各参加校による演奏です。我が相愛中学校・高等学校が一番手で演奏しました。
一曲目「Seaside Dance」は、アンサンブルコンテストメンバーによる演奏で、バカンスの海の特別な時間、そして
打ち寄せる波をゆっくりと見て心の内を洗い流す、 3つのスタイルによるダンスを想定した組曲です。
二曲目「青春の輝き」は、1976年にカーペンターズが発表した楽曲で、有名な曲です。
最後の曲は「Paradice Has No BORDER」で、曲の始まりからラテンのリズムに乗り、夏を感じさせる軽快なスカパ
ラのナンバーで心にしみてきます。 あっという間に時間が過ぎましたが、確かな手ごたえを感じました。
15:40 第2部は、全参加校による合同演奏で、指揮は相愛大学:前田 昌宏教授による「アルセナール」で始まり
ました。この曲は、格調高いコンサートマーチでコンサートのオープニングはもちろん、卒業・入学式等の式典の
入退場でも演奏されます。
次の「栄光のすべてに」は、推進力のあるリズムと和声に乗って、前向きにさせてくれるメロディーが印象的な
曲でした。
最後は、中谷 満教授による「ディズニーヴィランズ・メドレー」で、ダークな悪役たち=ヴィランズのテーマを
集めたメドレーで、冒頭の《悪役たち》の音楽を主題とした『ロンド形式』のメドレーです。特定の物語には沿わ
ず、様々なキャラクターのテーマ音楽が垣間見える、パレードのような構成となっていました。
アンコールは「宝島」でした。演奏者たちの楽しいパフォーマンスで、聞いている客席の人達も心躍る気持ちにさ
せられ、大いに盛り上がりました。楽しむためには、まず演奏者が心から楽しむことが必要というリハーサルでの反
省を踏まえた素晴らしい演奏でした。
「音楽」を学ぶということは、演奏技術の向上だけが目的ではありません。その過程において、自己の認識・研鑽
や仲間との協調を学び、心の成長にも役立ちます。本日の演奏会を通じて、参加した中学生・高校生たち。また、会
場にお越しくださった皆様の心に残る思い出となったと思います。
普段、小編成で活動していますが、70名を越える大編成での演奏経験を今後の活動に活かしていきたいと思っています。
吹奏楽部