「沙羅の木だより」第21号

平成30年9月6日

 9月4日(火)、四国と近畿を縦断して日本海へ抜けた台風21号は、各地に大きな被害を及ぼしました。近年にない大きな台風であり、近畿地方を直撃する可能性が高く、公共交通機関の大幅な運転休止が予想されたことを鑑み、月曜日の早い段階で、4日(火)を終日臨時休校とすることを決定し、保護者あてプリントを作成、配付するとともに、併せて、ホームページと保護者メールでもその旨を連絡させていただきました。台風一過の翌5日(水)、早朝より、JRを中心に列車の運転休止が継続しており、多くの生徒が始業時間に間に合わないことから、1時間目を自習とし、2時間目から平常授業といたしました。自宅が強風被害にあったり、停電状態が続いている生徒には、担任を通じ、安全確保を第一に無理のない登校を呼びかけたところです。「非常に強い勢力を保ったまま」上陸した台風としては、25年ぶりということで、各地で最大瞬間風速40~50メートルを記録し、トラックが横倒しになったり、高潮による浸水で関西国際空港が閉鎖されている様子がテレビ画面に映し出されました。学校そばの御堂筋でも、折れたイチョウ並木の枝葉があちこちに散見されるなど、自然災害の恐ろしさを強く感じさせられた今回の台風でした。

 そして今朝、北海道で地震が発生しました。最大震度6強、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されており、時間が経つにつれて、徐々に被害状況が明らかになってきました。札幌管区気象台によりますと、北海道内での震度6強は1996年に、震度計で観測を始めて以来、最大とのことです。気象庁は「1週間ほどは震度6強程度の地震に気をつける必要がある」としていますので、北海道の皆さま方には、十分ご注意いただきたいと思います。

 相愛中学校・高等学校の生徒・教職員一同、台風21号、北海道地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧をお念じ申しあげております。

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