「沙羅の木だより」第30号(文化祭特集号)

平成30年11月6日

  11月3日(文化の日)、雲ひとつないブルースカイのもと、相愛中学校・高等学校2018「乙女祭」を開催いたしましたところ、たくさんの保護者・ご家族、小学生や中学生の皆さんにご来校いただきました。この場を借りまして、厚くお礼申しあげます。私も教師生活38年目にして初の乙女祭でしたが、大きなトラブルもなく無事終了したことにほっとするとともに、皆さんの笑顔が絶えない楽しい一日となったことが、何よりの収穫だと思っています。


 当日朝、まず講堂で「中学コーラスコンクール」が開催されたのですが、入場した段階から、皆さんすでに緊張モードMAXでしたので、校長あいさつの冒頭で「ヤスイ式深呼吸(吸って、すってー、スッテ~、吐いて)」を実行しましたが、真面目な相愛生には逆効果? 肝心のコーラス発表の方は、各クラスが指揮者や伴奏者と一体となって、練習の成果をしっかり発揮し、すばらしい合唱を聴かせてくれました。最後に、高3音楽科のお姉さんたちが「模範コーラス」を披露し、見事なハーモニーを聴かせてくれました。私も審査員の一人として、慎重かつ丁寧に点数を付けましたが、どのクラスも優劣つけがたい出来ばえでした。参考まで、受賞クラスは金賞・2年2組、銀賞・3年3組、銅賞・3年2組でした。その他のクラス全員にも、校長先生から「よくがんばったで賞」を贈りたいと思います。中学生の皆さん、お疲れさまでした。


 各クラスやクラブ発表では、舞台・展示、模擬・販売、縁日など多彩なメニューでお客さまをお迎えしました。アイスクリームにたこせん、タピオカに牛丼など各種食べもの販売では、常に長い行列ができていました。縁日では、子どもたちがヨーヨー釣りや射的を楽しんでいましたが、私はスーパーボールを25個すくいました。大昔、金魚すくいで磨いた黄金の右手は今も健在です。

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 育友会(保護者会)の皆さまには、パン販売とバザーでお世話になりました。鳴門屋パンの協力のもと、昨年より300個多い800個のパンを用意したそうですが、午後の早い時間には完売となっていました。各家庭からたくさんの物品をご提供いただき、掘り出し物満載のバザーも、人波が絶えることなく好評裏に幕を閉じたようです。バザーの売上金は、育友会長さまを通じてすべて学校にご寄付いただきましたので、生徒たちのため有効活用させていただきます。育友会の皆さま、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
最後に、乙女祭の実施にあたって、企画・準備、進行、後片付けに至るまで、先頭に立って獅子奮迅の活躍をしてくれた、生徒会スタッフの皆さん全員に「ありがとう!」です。特に、使い古しのチョークの粉を水で溶いて筆で描いたシンデレラ階段のアートは最高でした。完成させるのも、水で洗い流すのも大変な作業でしたね。でも、良い思い出になったことでしょう。間違いなく、皆さんは「Belinda」可愛らしく輝いていましたよ。