「沙羅の木だより」第37号


平成30年12月21日


 相愛中学校・高等学校では、20日(木)第2学期終業式を行いました。式に先立って、大阪府警察本部・中央少年サポートセンターの方から、大麻についてご講話いただきました。近年、中高生を含む未成年者の間で違法薬物である大麻の乱用が急増しており、特に大阪が全国最多の検挙人員となっている事態を受けて、大阪府下の全高校に府警の担当者が赴き、高校生への啓発活動を実施しているそうです。大麻の乱用は、自分の将来を台無しにするだけでなく、家族や友人など大切な人も不幸にすること、「自分には関係がない」という油断が思わぬ危険に巻き込まれることになるなど、大麻の有害性や違法性を含め、様々な説明と注意喚起を行っていただきました。生徒の皆さんは、真剣なまなざしで講師のお話に耳を傾け、とてもためになる時間を過ごしたことと思います。ご多用のなか、ご講話をいただいた中央少年サポートセンターの係長様には改めて感謝申しあげます。


 終業式の校長講話では、学生音楽コンクール全国大会において、バイオリンの部門高校1位に谷本沙綾さん、チェロ部門高校1位に松蔭ひかりさんが選出され、バイオリン部門中学校の部に和田涼音さんが入選したことを紹介したところ、期せずして大きな祝福の拍手が起こりました。相愛生はいつもこういうところが温かくてすばらしいと思います。その後、今年の漢字に「災」が選ばれたことにふれて、災害の多い年であったからこそ、来る2019年こそ、「希」「望」に満ちた1年となってほしいとお話ししました。併せて、中高生の選んだ今年の漢字が2年連続で「恋」であったとの件は、多くの皆さんがうなずいていました。最後に、高3の皆さんには、残り少ない相愛生活を友人や先生方との思い出づくりに励んでほしいとお話ししたところです。

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 明けて21日(金)、冬休みがスタートしましたが、相愛中高の様子は普段とほぼ変わりません。その理由は、中学補習や高校指名補習・特進補習が行われているからで、多くの生徒の皆さんが、朝から熱心に補習に取り組んでいます。補習のない生徒は、部活動や個人レッスンに励んでおり、年の瀬を迎えても、元気な掛け声や楽器の音色が絶えることはありません。午後からは、各クラスの三者懇談が行われていて、いつも明るい皆さんも、この日ばかりはやや緊張気味に父母様と懇談室に入っていく姿が印象的です。成績が良かった人も良くなかった人も、まだ3学期が残っていますので、最後までがんばってほしいと思います。


 最後にお知らせです。この週末「第37回近畿私立高等学校バレーボール選手権大会」が開催されます。22日(土)は兵庫県立総合体育館で予選リーグ戦が、23日(日)は決勝トーナメント戦が行われます。(会場は予選の結果で決定)皆さまご声援よろしくお願いします。私も鳴尾浜へ行きまっせ!