「沙羅の木だより」第44号


平成31年2月22日


 2月22日は、1年365日(または366日)で3回しかない、同じ数字が3つ並ぶ三つゾロ目の日です。さすがに、今日はいろんな記念日となっているようで、例えば、「猫の日」は「ニャン、ニャン、ニャン」の語呂合わせで、「猫の日制定委員会」が1987年に制定し、ペットフード工業会が主催しているそうです。(ちなみに、「犬の日」は11月1日だそうですワン) 次に、「忍者の日」は滋賀県甲賀市が2015年に制定し、隣の三重県伊賀市と併せて忍者の里として知られることから「ニン、ニン、ニン」で、日本各地でイベントが開催されるそうです。そしてもう一つ、「おでんの日」というのもあって、新潟県の某ラジオ番組が2007年に制定したもので、おでんを食べるときに「フー、フー、フー」と息を吹きかけることからだそうですが、うどんでもたこ焼きでも「フーフーするしぃ」なんて大阪人の声も聞こえてきそうですね。

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 今週の講堂礼拝(朝の学年朝礼)では、普段何気なく使っていることばや習慣が、その地方によって異なっている点、いわゆる「カルチャーショック」についてお話をしています。例を挙げると、標準語のジャンケンは大阪で「いんじゃん」、新品は「さら」、最下位は「べった」、捨てるは「ほかす」、倒すは「こかす」など、私たち大阪人があたり前のように使用していることばが、実は東京人にはまったく通じないという出来事がしばしば起こります。また、関西で使われていることばやモノが、必ずしも全国共通ではないというケースも多々あります。参考まで、次の表にその具体例をいくつか示しておきます。


           関西地方        関東地方
肉といえば        牛 肉          豚 肉
豚まんor肉まん     豚まん          肉まん
ネギといえば       青ネギ          白ネギ
たぬきといえば    油揚げそば        揚げ玉(天かす)そば
大学生の学年呼称   回 生          年 生
エスカレーター    右立ち(京都を除く)   左立ち
    
※ただし、これらは絶対ではありません。概ねとお考えください

 以前、触れたように、私は大学4年間を愛知県で過ごしたのですが、大好物のたこ焼きにキャベツが入っていたり、みそ汁が赤みそ仕立てであったり、ソースが「コーミ中濃ソース」であったり、自転車のことを「ケッタ(ケッタマシーン)」と呼んだりなど、当初はカルチャーショック連続でした。しかし、「住めば都」で卒業時には、エビフリャーがどえりゃあ好きになったがや!