1月26日(火)のホームルームの時間に、盲導犬に関する講演を聞きました。
「日本ライトハウス 盲導犬訓練所」の方が盲導犬2匹とともにお越し頂き、直接お話ししていただきました。盲導犬の可愛らしくも凛とした姿に、生徒たちは釘付けでした。
前回のホームルームで、事前学習として「クイール」という盲導犬の一生を描いた映画を鑑賞していたこともあり、生徒たちは実際に盲導犬に会えるこの日を待ち望んでいました。
まず、目の見えない方の視界についてです。目の見えない方は、全員「視界が真っ暗で何も見えていない」と思う人も多いですが、実際は「視界が真っ白で見えない」、「視界が狭い」、「光等の状況に応じて見えたり見えなかったりする」ように様々だそうです。それぞれ見え方が異なる為、一言で「目が見えない」といっても、実は白内障や緑内障など、様々な種類の目の病気があるということを理解しておくことが大事なのだと生徒たちは学習しました。
次に盲導犬がどのようにして誕生するのかについて説明していただきました。元々の犬の性格なども関係してくるため、訓練さえすれば大丈夫という単純なものではありません。盲導犬としての適性があり、訓練の成果も出なければ盲導犬にはなれません。
最後に、白杖の使い方や盲導犬との歩き方を実践を交えながら教えていただきました。実際に盲導犬と歩行する様子を見ることで、目の見えない方の日常生活をイメージすることができました。白杖や盲導犬と共に横断歩道で信号待ちをしている方には、信号が赤から青になる時に、是非声をかけて欲しいとのことです。
休み時間には、きちんと消毒を行ったうえで希望者は盲導犬に触れることができました。盲導犬と接する機会はなかなかありません。実際に触れることで、目の不自由な方の気持ちに寄り添う大切さを学べたのではないでしょうか。
今回の貴重な体験を通して、生徒たちが様々なことに広い視野を持ち、積極的に人を助ける思いやりの心を持って、行動に移すことができる人間に成長して欲しいです。
高2学年団