11月25日(木)5・6時限目に本校講堂にて、御内仏報恩講を勤修いたしました。新型コロナウイルス感染症対策のため、中3生と高3生、各学級の代表生徒、さらに聖歌隊の生徒が講堂にて、その他の生徒は各教室でリモート配信にてお勤めいたしました。報恩講とは、親鸞聖人のお徳をしのび、その恩徳に報いるという意を表わすもので、本校で最も大切にしている法要になります。

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 三奉請の後、正信偈をお勤めし、保護者・代表生徒・教職員の順で焼香をしました。

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 お勤めが終わると少しの休憩の後、宗教教育研修会を行いました。講師として、認定NPO法人「おてらおやつクラブ」代表の松島晴朗氏をお招きし、ご講演をいただきました。「困っている人を助けるのはかんたん?難しい?」という問いかけから始まり、おてらおやつクラブで行っている活動についてのお話を聞きました。

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 おてらおやつクラブでは貧困に悩む全国のひとり親家庭に対して、お寺の「おそなえ」を各家庭への「おさがり」として「おすそわけ」する活動を行っています。貧困に悩みながらもなかなか助けを求めることができない家庭が多い中で、そういった家庭を助けたいと思う人々をつなぐという支援をしています。ひとり親家庭のお母さんは「見守ってくれている安心感」を持つことができる一方で、支援をした人々からも「支援させてくれてありがとう」という声が上がっているそうです。

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 ご講演のまとめでは、「自分で解決することも大切だが、助けを借りることも大切です」とおっしゃっておられました。時には周りの人々の利他の心に助けてもらい、そして自分も困った人がいれば助けるということの大切さを教えていただきました。

                                             相愛中学校・相愛高等学校