キャリア教育

キャリア教育のなりたち

 相愛中学校・高等学校では、平成25年度から「キャリア教育推進部」がスタートしました。
相愛でのキャリア教育の歴史は古く、明治21年明如上人が開学されたところまでさかのぼるように思います。本町界隈は当時、船場と呼ばれ、大きな商家が軒を並べていました。そんな商家に育ち、やがて「御りょんさん」と呼ばれる子女教育の場が、どこにもなかったことに始まります。どこかに仕えるための人を作る学校はあっても、奥方から暖簾を支えるような女性の育成をはかる学校など皆無であったのです。
 つまり暖簾のみならず社会をささえる女性の育成をするという負託に応えて始まった学校です。ながくそうした理念は、行事や作法に組み込まれていましたが、現今の教育がその方面に傾倒してきましたので、改めて再スタートいたしました。

キャリア教育の目指すところ

 短期的視野で何かをなそうというものではありません。進路情報を見てもらっても就職は皆無に等しく、就職を目指すような教育をするわけではありません。目指すところを大学に入るまでとか、どこかで勤めるまでという距離の射程にしないで、大きく生きていく上で大切なこと、知っているといいことなど人生を射程にいれています。
 簡単に言い直すと、答えはすぐには見つからないものの「幸福」を目指す学びだということになります。この点では、親鸞聖人のみ教えが、それぞれにとっていかに生かされるかという課題を抱え持っているとも言えるでしょう。