6月30日にピースおおさかで開催された「ぞうれっしゃがやってきた」に本校音楽科と新体操部が出演いたしました。
今回の演奏会は、第1部に「なにわの伝統野菜」を題材にした合唱曲が披露され、第2部には天王寺動物園の獣医さんによる戦中の動物園の様子のお話があり、第3部に「ぞうれっしゃがやってきた」が演奏され本校も参加しました。
音楽科の生徒はこの演奏会に向けて、3月から学内練習が始まり、5月からは外部の合唱団との合同練習を経て本番を迎えました。
「ぞうれっしゃがやってきた」は絵本を元に作られた合唱曲で、名古屋にある東山動物園を舞台にした、戦前から戦後の、動物たちと人々を題材にした実話です。
戦前に東山動物園にやってきた人気者のぞうたちの歌に始まり、戦中に動物を殺処分するよう責める歌、そして生き残ったぞう達を見たいと願う子供たちの希望にあふれた歌などの11曲で構成されています。
生徒たちは、曲中に出てくる罵倒するような鋭い言葉から、希望に満ち溢れた歌まで幅広い表現を求められる中、苦戦しながら練習を重ねてきました。
今回合唱や、チェロ、フルートなど様々なパートで参加させていただきましたが、
中でもソプラノソロは「ぞう使いの娘」役として歌と演技で、売られていくぞうと引き裂かれる娘の思いを、頑張って表現していました。
終曲に演奏されたこれからの平和を願う曲では、新体操の演技も加わり、華やかに幕を閉じました。
今回の楽曲から戦中の実状を学び、また音楽の訴える力を身をもって体験することができ、生徒たちにとって大変勉強となる演奏会でした。
このようなご縁を頂いたことに感謝するとともに、生徒たちの成長を感じることができる機会となりました。
ありがとうございました。
音楽科