「沙羅の木だより」第42号


平成31年2月4日


 今日は「立春」です。立春は冬至と春分の間にあたり、この日から「雨水」(2月19日)までの期間を立春とよぶこともあります。立春は、冬と春が分かれる節目の日である「節分」の翌日で、「寒さがあけて春に入る日」、いわば春の初日です。梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり春の始まりとなります。旧暦(太陰太陽暦)では、この日が一年の始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっています。「八十八夜(注1)」や「二百十日(注2)」も立春から数えます。
(注1) 立春から数えて88日目、この日に摘んだお茶はよいお茶になるといわれています。
(注2) 立春から数えて210日目、台風が来ることが多いとされていて、収穫間近のころにやってくる台風は、稲作の大敵です。

 暦に合わせるかのように、今日は全国的に穏やかな一日となりました。金沢では最大瞬間風速22.8メートルを観測し、金沢地方気象台は北陸地方に「春一番」が吹いたと発表しました。北陸地方としては、最も早い春一番の観測だそうです。東京では最高気温が18度まで上昇し、4月頃の暖かさになったとのことですが、確かに、大阪でも今朝は比較的緩やかでしたし、日中もコートなしでOKでした。しかし、今週金曜日あたりから、また寒さが戻ってくるようですので、引き続き、カゼやインフルエンザに気をつけたいものです。

 さて、1年前の2月は、お隣の韓国で平昌オリンピック2018が開かれていました。フィギアスケートの羽生結弦や、スピードスケートの小平奈緒の金メダル獲得に日本全国が盛りあがったところですが、あれから、もう1年が経ちました。そういえば数日前、東京2020の公式チケットの販売概要が発表されましたが、今春に抽選申し込みが開始され、抽選結果が6月中旬以降に発表されるそうです。一般チケットは、33競技を対象にA~Eまで最大5種類あり、価格は2,500円からとなっていて、半分以上のチケット価格は8,000円以下で、最高額は陸上競技の午後決勝(男女)A席の13万円だそうです。ちなみに、開閉会式のチケット価格は、1万2,000円~30万円となっていますが、チケットを入手するのは至難の業かもしれませんね。東京2020の日程は7月下旬から8月上旬で、真夏に行われる過酷な大会となることから、男女マラソンは朝7時にスタートするようです。空調完備の屋内種目はともかく、屋外種目となると選手はもちろん、観客も猛暑を覚悟しての観戦となるので、ここはやはりTV観戦が一番かもしれません。しかし、東京1964で、わが家の白黒TVでマラソンの円谷幸吉に声援を送った私としては、生でオリンピックを観られるラストチャンスなので、何とかチケットをゲットしたいと思っている今日この頃です。東京2020開幕式まで「あと536日!」。

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