高校3年生の選択授業のなかで、特別授業として、レゴ®シリアスプレイ®を活用した授業を実施しました。これは、「コンストラクショニズム」という教育理論をもとに、遊びと学びの融合のなか、問題解決のプロセスをおり交ぜた、新しい学びの手法です。NASAやGoogleを始めとした多くの企業が取り入れている手法で、学校教育においても、主体的・対話的な学習や、課題解決型の学習に有効といわれています。

 

まず、1時間目はストーリ―メーキングの練習です。

全員が全く同一のレゴ®のセットを使って、「自立するタワー」をつくり、そのタワーについてのストーリーを語ります。全員が同じセットを使っているのですが、一人ひとり違うタワー、そしてそれぞれのストーリが誕生しました。

 

レゴ1.jpg  レゴ2.jpg

 

レゴ3.jpg  レゴ4.jpg

 

2時間目は、自分の思う「アヒル」を作りました。たった6個の部品ですが、まったく違った個性的なアヒルが出来上がりました。また、そのアヒルを使って、自分の強みを説明する自己紹介をしました。

 

レゴ5.jpg  レゴ6.jpg

 

さらに、人生で極めたいもの、そのためにさらに身に着けたい力についてストーリーを語っていきました。

 

レゴ8.jpg  レゴ9.jpg

 

最初は緊張していた生徒たちですが、ワークを進めるうちに、積極的にコミュニケーションが取れるようになっていきました。授業後には、自分でも気づかなっかった自分の内面を知ることができたという声も聞かれました。

 

参加した生徒の感想です。

 

現代の社会で大切な思考能力、発想力などを鍛えることができました。

周りの人の意見もそれぞれ個性的で、勉強になりました。

レゴ®を使うことで、例えば会議でも、コミュニケーションが向上すると思いました。

自分の意見を率直に言えるようになりたいと思いました。

社会科