6月1日(火)6時限目に高校2年生で人権学習を行いました。今年は「ダイバーシティーと女性と人権」をテーマに、1学期は「夕凪の街 桜の国」というDVDの鑑賞をします。この日は前編の「夕凪の街」を鑑賞しました。

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 昭和20年8月6日、広島に原爆が落とされてから13年が経った昭和33年が舞台の物語です。主人公の皆実(みなみ)は、離れて暮らす弟に会いに行く費用のために、会社に勤めながら節約して暮らしています。ある日、会社の同僚の男性と恋に落ちる皆実ですが、彼女には大きな悩みがありました。それは原爆による後遺症です。

 女性として幸せに暮らしたい気持ちとは裏腹に、「自分だけが戦争で生き残り幸せになってもいいのか?」という葛藤が描かれており、生きる喜びや幸せについて考えました。鑑賞後の生徒の感想文には、「生きていることに罪の意識を感じなくてもいい」「自分がたくさんの幸せの中で生きていることは当たり前ではない」といったものがありました。次週、後編の「桜の国」を鑑賞する予定です。

高2学年団