12月17日（金）、高校3年生は探究学習で大阪起業家ミュージアムと中央公会堂を見学しました。今年の探究学習のテーマは「働くということ」です。高い志を持って大きな仕事を成し遂げ、社会に貢献した先人たちの足跡をたどることは、生徒たちがこれからの人生と将来の仕事を考える上で大いに役立ちました。

　9:00に教室集合。A班（1・2・5組）は起業家ミュージアムを見学後、本町橋船着場から中ノ島ローズポートまでリバークルーズを楽しみ、中央公会堂を見学するコース。B班（3・4組）はそれをちょうど逆に巡るコースです。

　大阪起業家ミュージアムでは大阪の代表的な起業家105人の足跡が紹介されています。企業家の７つのキーワード：志・変化・先見性・挑戦・創意・自助・意志を体現する先人たちの業績の説明に、生徒たちは興味深く聞き入っていました。蚊取り線香、マホービン、グリコ、カップラーメン、カラオケ、回転ずしなど今では当たり前にあるけれど、当時は画期的なものだったいろいろなものが大阪発祥だったことに驚いていたようです。
　　　

　リバークルーズでは、難波橋、天神橋、天満橋などの由緒ある橋を次々とくぐり、大阪城をはじめとする川面から眺める水都大阪の景色を堪能しました。水鳥がたくさん見られ、また水門を通過するという珍しい体験もできて、良い思い出になりました。

　中央公会堂は、大阪起業家ミュージアムでも紹介されていた辰野金吾、片岡安によって建築されました。芸術性の高い、レトロで美しい建物です。メルクリウス（商業の神）とミネルヴァ（学問の女神）の像を探しながら外観をじっくり眺め、地下の資料室を見学して、帰途に就きました。今日見学した内容を3学期にさらに深く追究して今年の探究学習を締めくくります。

高3学年団