
この標題を見て、金融学だと気づいた高校生はなかなかのレベルです。判った人はむしろ受講しなくていいと思います。判らなかった人に解説をしましょう。
"Mrs. Watanabe"というのは、アメリカ金融筋において、日本の主婦層のトレーディング傾向をざっくりとこのように呼んでいるのだそうです。日本国内株式の日本の主婦層の動向は、とても正確でありウォール街のプロでさえ舌を巻くこともあるのだとか。"ワタナベさんと結婚しないか"という意味だと妄想にふけったらダメですよ。
さて、今回キャリア教育の一貫として標題「"Mrs. Watanabe"になってみないか」という講座を企画して、中学生・高校生がほとんど学ぶことがない「金融学」めいたモノに挑んでみようという試みです。
日本の主婦層の多くは金融学を学校で学んだかといえば、答えは"No"です。
しかし、それぞれの努力で全体として正確なモードをつかんでいるようですから、豊かな人生に向けての試みを少しばかり早く学ぼうということです。 講義中に投資はしませんが、投資シミュレーションはします。
また、この講義をファンドマネージャーになるための基礎をつかむのだと勇んでこられても困ります。インベストメントのプロの世界は、とても厳しくかつ危ないと言われることもありますから、そんなところに導くつもりもありません。せいぜいデイトレーダーの基礎の基礎といったレベルです。
上にも記しましたが「金融学」ではありません。 説明がややこしくなりました...簡単に言い換えます。「お金」は、使うモノでもありますが、貯めるモノでもあり、増やすモノでもあるのです。お年玉やお小遣いを減らしていませんか。
まだまだ先のことですが、60歳まで元気に生きた女性は90歳まで生きることができるのだそうです。その時に経済的にも幸せでいられると言えますか?仕事に就いて定年の後、本当に幸せに暮らせますか?お父様・お母様と一度話をしてみて下さい。
未来の幸福を考えてみようと思います。一人一人のキャリア教育の大きな挑戦です。
実施案内は、インフォメーションディスプレイあるいは学内ブログでお知らせします。
キャリア教育推進部