「沙羅の木だより」その26

令和元年9月14日
 

 100%ピュア大阪人の私は、子どものころから粉もんと麺類が大好きで、今もお昼時は本町界隈で『お好み焼き定食』や『ラーメン定食』をよくいただきます。オフィス街のど真ん中ゆえ、ランチを提供する店は色々様々あるのですが、どうしても粉・麵に足が向いてしまいます。長年にわたる炭水化物中心の食生活が影響してか、健康診断の結果に「メタボリックシンドロームに該当します」と朱書きがあります。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が増え、生活習慣病や血管の病気になりやすくなっている状態を指すそうですが、医師からはシンプルに「運動してやせなさい」と指導されています。毎朝ズボンをはくとき、その必要性は強く感じているところなのですが、「わかっちゃいるけどやめられない」。小学生のころから3個10円のタコ焼きを食べ続けて半世紀、私にとってタコ焼きはまさにソウルフード。ケンミンSHOWでよく取りあげられる、「大阪タコ焼き器一家に一台あるある説」あれは真実、ほんとうです。そう言えば、わが家で子どもが小さい頃よく使っていた電気タコ焼き器、あれはいったいどこへ消えたのでしょう。スーパーでタコ焼きを見つけると、つい買い物カゴの中に入れてしまう、これもまた、大阪人の『あるある』です。

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 タコ焼きの話はさておき、校長の重責を全うするため、自らの健康に留意することはとても大事なことであると実感しています。自らの気力と体力の保持・増進に向け、今後は、校内でエレベーターを使わず、電車内では座らず、そして、粉・麵食いの回数も少しずつ減らしていこうと思います。(あくまで努力目標)  さて、去る8月31日(土)と9月1日(日)の二日間、阪急西宮北口駅そばにある、兵庫県立芸術文化センターで、『佐渡裕とスーパーキッズオーケストラ2019』が開催されました。佐渡裕さんは日本を代表する指揮者の一人で、数年前まで『題名のない音楽会』というテレビ番組の司会者としても人気を博した方です。スーパーキッズオーケストラ(SKO)は、佐渡さん自身がオーディション選抜した、総勢31名の小・中・高校生からなるオーケストラで、今年で結成16周年を迎えました。本校から高1の2名が1stヴァイオリンとして参加していることもあり、私も9月1日の演奏会を聴きに行ったのですが、2千人収容のKOBELCO大ホールが小中学生からご年配の方々で満席状態でした。プログラムは、ホルストの『セント・ポール組曲』にはじまり、バッハの『ブランデンブルク協奏曲 第3番』や『日本の歌』など、最後はレスピーギの『リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲』でした。スーパーキッズたちのいきいき、のびのびした姿が印象的で、音楽を心から愛する気持ちがよく伝わってきました。このすばらしい演奏会の模様は、9月16日(祝)10:50~、MBS(4ch)で放送されます。関西地区の方、ぜひご覧ください。