「沙羅の木だより」その25


令和元年9月10日


 9月も中旬だというのに、依然として残暑が続いています。昨日は台風15号が千葉県に上陸し、関東各地に大きな被害をもたらしたところです。週間予報によると、今週いっぱい大阪は最高気温が31~35度、最低気温が23~26度で推移するようです。暦のうえでは、ひと月以上前からすでに"秋"なのですが、本格的な秋の到来はもう少し先になるようです。


 先週5日(木)、難波のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で令和初の体育祭が開催されました。私も相愛では2度目の経験となりましたが、女子校の体育祭は何といっても「華やか」で「にぎやか」です。クラスメートの一挙手一投足にワーワー、キャーキャー、競技する者と応援する者が一体となって大盛りあがりの体育祭となりました。私も37年の公立中学・高校勤務で数多くの体育祭を経験してきましたが、会場の一体感や生徒の盛りあがり度においては、いちばんすばらしい体育祭かもしれません。特に、最終種目の高3クラスダンスでは、おそろいのTシャツに身を包み華麗にパフォーマンスする姿は圧巻で、最後は担任が生徒の輪の中に入ってハイ、ポーズ! まさに、今年のテーマ「百花繚乱」のごとく、一人ひとりの個性が華やかに美しく咲き誇った体育祭でした。ちなみに、私は体育祭の冒頭でラジオ体操をしただけなのに、今なお太ももの裏側に違和感が残っているのは、〇〇のせい?

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 続いて、7日(土)午後には、高校音楽科2年「乙女コンサート」が本校講堂で行われました。企画・運営・司会進行に至るまで、すべて生徒の皆さんが自主的に取り組むこのコンサートには、保護者やご家族、そして音楽を愛好する市民の皆さんなど、たくさんの方々にご来場いただきました。ピアノ、電子オルガン、フルート、ヴァイオリンの独奏・二重奏、独唱・二重唱など多彩なプログラムで、最後は「リフレイン」を全員で合唱しました。お客さまから盛大な拍手をいただき、高2音楽科の皆さんにとっては、大きな励み、自信となったことでしょう。今後、ますますの飛躍に期待したいと思います。


 ところで、体育祭や乙女コンサートといったビッグイベントが終わり、昨日今日と、校内が普段より静かに感じられるのですが、やはり、女子校生でも疲れることがあるのでしょうか。それとも、体祭・乙コン"ロス"(燃え尽き症候群)かもしれません。


 さて、14日(土)午後から、第3回オープンスクールを開催いたします。「今日はまるごと相愛生」と称して、小中学生の皆さんの体験コーナーや保護者対象の講演会等、多彩なメニューでお待ちしています。当日は、在校生がコンシェルジュとしてお客さまをおもてなしいたします。保護者やご家族の方々も気軽にお越しいただき、オフィス街のど真ん中の学校をぜひご覧ください。