6月15日午後に探究学習を行いました。

テーマは、「戦争について考え、平和の尊さを学ぶ」です。 第1回目の今日は、まず大阪国際平和センター(ピースおおさか)からお借りした2本のDVDを鑑賞しました。 そのあと今後の調べ学習の班のメンバーを決め、班ごとに集まり調べるテーマを決めました。

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まず、『十六地蔵物語』で空襲の悲惨さや学童疎開で大阪の小学生たちに実際に起こった悲劇について知り、『府内に残る空襲の傷あと』で生き残った人々の証言を通じて、戦争は実際に戦場に行って戦う人たちだけでなく、ごく普通の人々の命を奪い、家族をばらばらにし、暮らしを破壊するものだということを学びました。

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「行ってきます」と出かけていった生徒が夜警のご褒美としてもらったパンや米を、母親を喜ばせようと、空腹なのに食べずに鞄に入れたまま爆撃でなくなってしまった話や、8年かけて518名の犠牲者の名を調べて碑に刻んだ話など、悲しみをこらえて淡々と語る証人の方々の話に胸を打たれた生徒も多かったことが、ワークシートの感想欄から汲み取れます。

そのあと、戦争についてさらに詳しく調べるために、班に分かれてテーマを話し合いました。

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生徒の皆さんは、生き生きと、活発かつ真剣に課題に取り組んでいました。 8月に大阪国際平和センターを見学、さらに夏休みにそれぞれが選んだテーマについて、本、インターネットで情報を集め、壁新聞にして文化祭で掲示する予定です。 

探究学習を通して、戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを学び、さらに自分も含めた「命」を大切にする心を育んでもらいたいと思います。

中2学年団