*食事バランス「食育SATシステムを使った指導」

*高齢者の食事「嚥下食 とろみや味の体験」

 高校の専攻選択コースにて、6月2日(水)に今年度最初の高大連携授業を行いました。

 相愛大学 人間発達学部 発達栄養学科 管理栄養士の竹山育子先生にお越しくださり、講義をしていただきました。

 標準体重・BMI・食事摂取基準などを学び、実際に自分の1日に必要なエネルギー量を計算しました。

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 大学から実際に糖尿病などの栄養指導にも使用されている「食育SATシステム」を使っての実践では、色々な種類の食品サンプルから、食べたい夕食メニューを選び、食事バランスの判定をしました。

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 「バランスよくとっていると思っていたが、不足しているものが多くてびっくりした。」などの感想があり、何度もチャレンジして「★5」の満点評価になるようにメニュー改善をみんなで話し合いながら楽しく考えていました。

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 後半は高齢者と離乳食の食事についての実習。

 市販の高齢者向けの栄養バランス飲料や嚥下食と離乳食を試食し、とろみや食感・味付けの違いなどを学びました。

 生徒にとってはお茶のトロミや栄養補助食品はおいしいものではなかったようで「将来このような食事をとらなくてもいいように健康に気を付けたい!」というのが率直な感想でした。

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 嚥下食と離乳食の試食の時、「見た目は美味しくなさそう...」という声もありましたが、食べてみると「離乳食の方が美味しい!」という生徒が多く、教員の予想とは違う反応がありました。

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 今回の高大連携授業では普段教科書の座学で勉強すると理解が難しい範囲の授業を行いました。

 食品サンプルを使って栄養バランスの整った食事を考え、実際に嚥下食・離乳食を試食して比較することで、生徒たちの栄養に関する意識が変わってくれたらと思います。

専攻選択コース フードデザイン(FD)担当教員