11月30日(火)、高校2生の今年最後の講堂礼拝で、校長先生からお話をいただきました。

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 年末に向けての過ごし方として、「いつもの自分の考え方」だけにこだわって、自分の学業の成績を見るのではなくて、今すこし、自分の考え方を横において、さまざまな視点でものごとを見ることにチャレンジしてください。

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 校長先生のお話の中で、イギリスでは、1階のことを「グランドフロワー」もしくは、「0階」と表現するそうで、今、我々が1階と呼んでいるところが、ところが変われば読み方がかわるという事実を通して、ものの見方と考え方はさまざまであり、一定のものだけではないということに気付かせていただきました。

 ちょうど、仏教の教えでこの内容を表現すると、世の中に起きる出来事は、見る視点で変わる。すべて、「何ものでもあり、何ものでもない」という「空(くう)」である。という考え方があります。

 もし、すべての出来事が「空(くう)」ならば、何かものごとが起きる現象に「悲しかった」「つらかった」「めんどうくさい」などと自分自身の感情だけで判断すると、物事をある一面だけしか見ていない片寄ったものの見方をしているかもしれません。と、自分だけの考え方を少し脇に置いて、さまざまな視点で物事を見るという「自分」の視点から離れて判断できる人間になることを目指すようにというお話をいただきました。

 つまり、自分だけの狭い視野を抜け出して、「一歩進んだ大人の意識に成長していくこと」が、これから先、進路を切りひらく上でも大切なのではないかと感じました。

 そして、6限では、高校2年の1組から4組で講堂や視聴覚教室を使って、クラスごとにコーラスコンクールの歌の練習をしました。

 昨年はコーラスコンクール自体が実施されなかったため、どのクラスも実際に歌を歌うのは今年がはじめてです。

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 緊張しながらもできる限りの声を出し、講堂での声の響きや講堂の舞台の大きさを確認しました。

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 高校のコーラスコンクールは、1月18日(火)です。限られた時間を有効に使って美しいハーモニーを目指し、クラスで団結して練習を重ねていきましょう。

高2学年団