「沙羅の木だより」第47号


平成31年3月20日


 3月16日(土)、相愛中学校第72回卒業証書授与式を挙行いたしました。当日の早朝は、雨や雹(ひょう)まで降り出すという、あいにくの悪天候だったのですが、午前8時ころには雨がピタリと止み、式が始まった10時には、薄日さえ差し込むほどに天気が回復してくれました。やはり、私は晴れ男!
これで高校卒業式を含め、1年をとおして体育祭や文化祭など大きな行事の際に雨が降ることは1度もなかったと思います。(ですよね) 卒業生はもちろん、在校生の態度もたいへん立派で、みんなで温かく3年生を送り出してあげようという、まごころこもったすばらしい卒業式であったと思います。ご多用のなか、ご臨席いただきましたご来賓、保護者の皆さまには、ほんとうにありがとうございました。厚くお礼申しあげます。

 二日後の18日(月)は、相愛大学の卒業式に参列してきました。併設校ゆえ、仏式に則って式が行われるところは、中高とまったく同じなのですが、大きく異なるところは、式の始めと終わりに雅楽の演奏が行われたところです。雅楽とは、平安時代中期に確立された日本最古の古典芸能で、その楽器構成は、三種の管楽器<龍笛(りゅうてき)・篳篥(ひちりき)・笙(しょう)>、三種の打楽器<鞨鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ)>、二種の弦楽器<楽琵琶(がくびわ)・楽筝(がくそう)>からなり、西洋に先立つこと約千年の歴史を有する、世界最古のオーケストラ形態だそうです。たいへん厳かで格調高い雰囲気を醸し出して、卒業式を盛りあげていました。さすが、相愛大学音楽学部の学生さんたちです。すばらしい演奏をありがとう。

 そして、20日(水)、第3学期の終業式を行いました。校長講話の冒頭で、通勤途中に「ホーホケキョ」ときれいな鳥の鳴き声が聞こえたことに触れて、「ホーホケキョと鳴く鳥の名前は?」と、生徒の皆さんに問いかけたところ、一人の生徒が「ホトトギス」と答えてくれたのですが、正解はウグイスでした。よく間違えるのですが、ウグイスは別名「春告鳥」とも言われ、オオルリ、コマドリと並んで「日本三鳴鳥」の一つに数えられています。講話の主な内容は、この1年でできなかったことを、ぜひ次の1年でやり遂げること。声に出してみんなで気持ちよく挨拶をしようとお話ししました、生徒の皆さんは、4月7日まで18日間の長い春休みに入ります。みんな達者でなァ。

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 最後に業務連絡です。21日(祝)午前10時から午後2時まで、大阪新阪急ホテルにて「大阪私立女子中学校フェア2019」が開催されます。小学生の皆さん、保護者の皆さん奮ってご参加ください。相愛中学校の生徒も午後0時20分から、新体操とクラシックアンサンブルでパフォーマンス出演します。

 もう一つ、吹奏楽部第8回定期演奏会が23日(土)午後1時30分から、本校講堂にて開催されます。こちらもぜひご来場ください。お待ちしています。