「沙羅の木だより」第48号


平成31年3月29日


 3月26日(火)、東京方面へ出張しました。所用で千代田区にある同じ宗門校を訪ねたのですが、JR市ヶ谷駅周辺のサクラが見事に満開状態で驚いたところです。大阪ではようやく咲き始めたばかりですが、東京は春の訪れが早かったのでしょうね。訪問先の学校も春休み中ということで、校内は静まり返っていましたが、大都会のど真ん中の落ち着いた雰囲気の学校で有意義な時間を過ごすことができました。実は、東京出張のいま一つの目的が、「第24回全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会」に初めて出場するバレーボール部の応援でした。そこで、学校訪問終了後、市ヶ谷駅に戻りJR中央線に乗って東京駅まで出て、東海道本線に乗り継いで一路横浜へ向かいました。東京~横浜間は約29kmで、駅の数は、新橋、品川、川崎、そして横浜のわずか4駅、所要時間も約30分でした。時節柄、車内ではスーツ姿の就活生が目立っていました。4年ぶりの横浜でしたが、来るたびに横浜は成長を遂げていて、特に、横浜港に面した「みなとみらい21」地区は、高層ビルが林立する摩天楼と化していました。さすが、日本第2の都市です。(横浜市の人口は374万人、大阪市は272万人です) 観光客の皆さんの多くが、どこかで見覚えのある透明の袋を手にしていたのですが、あとで調べると横浜にも「カップヌードルミュージアム」がありました。たそがれの横浜で、夕食に崎陽軒のシュウマイをほお張りながら、その夜は予約していた馬車道のビジネスホテルに泊まりました。


 翌27日朝、横浜駅から相模鉄道本線急行で海老名駅まで向かいました。生まれてこの方ウン十年、相鉄に乗るのは初めての経験でしたが、途中の二俣川駅から各駅停車になったのには驚きました。「急行やっちゅうのにありえへん!」関西の私鉄ではあれは「区間急行」です。海老名駅から小田急小田原線に乗り換えて相武台前駅まで行き、試合会場のスカイアリーナ座間(座間市立市民体育館)まで歩いて7分、たいそう立派な体育館で感心しました。保護者の皆さんも大勢駆けつけておられ、いつもと変わらない声援を送っておられました。もと顧問のY先生も老体に鞭打って(失礼!)応援に来ておられました。残念ながら、私はこの日の2試合が終わったところで体育館をあとにしたのですが、新大阪に着く頃には、足がパンパンに張っていました。年齢を顧みず、二日間よく歩いたものです。


 さて、肝心の試合の方は、二日間で5校による総当たりリーグ戦の結果、全敗に終わりました。しかし、うち3試合はフルセットの末、惜しくも敗戦でしたので、収穫もたくさんあったことと思います。何より、相愛バレーボール部史上初の全国大会出場でしたので、この経験をぜひ今後に活かして、更なる飛躍を期待したいと思います。バレーボール部の皆さん、お疲れさまでした。

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