「沙羅の木だより」その8


令和元年6月3日 


 5月31日(金)夕方、北海道へ修学旅行にでかけていた、高2の皆さんが元気に帰阪しました。私も、伊丹空港にお迎えに行ったのですが、さすがに少々おつかれモードでしたが、その表情は満足感・充実感にあふれていました。引率していただいた先生方はというと、一様に、ぐったりモードでした。皆さんご苦労様でした。旅行直前、北海道各地では、気温が35度以上の猛暑日を記録していたこともあり、どうなることか心配していましたが、さにあらず、2日目午前、空知川でのラフティング時に少し雨が降った以外、全般的には、北海道らしい湿気の少ない爽やかな天気が続いたようです。それにしても、今日日(きょうび)の高校生は、わずか3泊4日の修学旅行に、なんであんなに大きなキャリーケース(通称ガラガラ)を使用するのでしょうか。確かに、「大は小を兼ねる」のですが、昔から修学旅行といえば、ボストンバッグやスポーツバッグが定番だったはず、ボストンバックはどこへ消えてしまったのでしょう? きっと、あの大きなガラガラの中身の半分くらいは、おみやげが詰まっていたのでしょう。私も、ある生徒からおすそ分けをいただいたのですが、海の幸が入ったじゃがいもせんべいと定番のチョコ、空腹も相まって、どちらもたいへんおいしかったデス。ごちそうさま!

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 6月5日(水)から、今度は中3の皆さんが沖縄2泊3日の修学旅行にでかけます。沖縄といえば、ちんすこうに紅いもタルトなど、定番みやげがいろいろあります。もちろん、高2と同様、伊丹空港へ校長先生がお迎えに行きます、よ。


 さて、大阪もまもなく梅雨の季節を迎えます。この時期は鳥たちの繁殖期にあたり、私の住んでいる奈良県I市でも、駅前の小さな商店街の軒先にツバメたちが巣をつくって、いま子育ての真っ最中です。エサを運んできた親鳥が巣に帰ってくると、ジージー、チーチーとヒナ鳥がやかましく鳴いています。大阪でも私が子どものころは、このような光景がよく見られたのですが、近年、緑地帯がどんどん少なくなって、エサとなる昆虫が減り、子育てが困難になったのでしょう。ツバメは、南の国からやってくる渡り鳥の代表で、家の軒下に巣をつくったツバメは、雷や火事を防ぐ生きものと信じられ、子どもを生み育てるおめでたいしるしの鳥として人々に愛され、大切にされてきました。「燕尾服」の由来となったオスの尾羽は、長ければ長いほどモテるらしいです。そういえば、高校時代、Ban先生の音楽の時間に「ラ・ゴロンドリーナ」という歌を唄った記憶があります。「ツバメよー♪」(あとは忘れましたが)確かメキシコ民謡でしたよね。ゴロンドリーナとはスペイン語でツバメのことで、決して競走馬をさすものではありませんので、あしからず。(わかるかな?)