「沙羅の木だより」その12


令和元年6月26日


 今日26日(水)午前、「九州北部、四国、中国、近畿で梅雨入りしたと見られる」と、各気象台が発表しました。平年に比べて九州北部や四国は3週間遅く、中国、近畿は19日遅いそうです。各地方とも統計がある1951年以降で、最も遅い梅雨入りとなるとのことです。明日27日(木)は、前線の活動が活発になるだけでなく、熱帯低気圧から変わる台風の接近に伴い、西日本の太平洋側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあるそうです。これまでの少雨傾向から一転、梅雨入り後早々に大雨となる地域もあるため、今後の気象情報に十分な注意が必要です。


 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があるそうです。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されますが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としているそうです。
 さて、「G20大阪サミット」が目前に迫ってきました。大阪市はすでに厳戒態勢に入っており、街々には警察官の姿がかなり目立つようになってきました。平成7(1995)年に大阪市で開かれた「アジア太平洋経済協力会議(APEC)」の約2万5千人を超える史上最大の警備態勢となり、大阪府警が1万2千人、他の46都道府県から1万8千人の応援部隊を受け入れるそうです。


そう言えば、本町3丁目の、おそらく某国首脳が宿泊するのであろう外資系高級ホテル前は、東北地方の県警の制服を着た警察官が仁王立ちしていますし、本校周辺の本町4丁目界隈は、北陸地方の県警のパトカーがグルグル巡回しています。サミット会場がニュートラム中埠頭駅すぐそばの「インテックス大阪」ということで、昨日、所用で相愛大学に行ったところ、南港全体が警察官と警察車両で埋め尽くされている状況でした。最寄り駅のポートタウン東駅から大学まで、わずか200メートルほどの間に十数人もの警察官と遭遇しました。いずれも中国地方の県警の若い警察官の皆さんで、通り過ぎるたびに「おはようございます」と声をかけていただき、私も「ご苦労さまです」とお返ししたところです。G20対応で大阪に出張中の北海道から沖縄までの各県警察官の皆さま、暑いなかを大変なお役目、ほんとうにお疲れさまです。大阪サミットが無事終了いたしますよう、お念じ申しあげております。


今回のサミット開催に伴い、本校では生徒の安全確保に万全を期すため、27日(木)~29日(土)まで臨時休校としています。この期間、生徒の皆さんは不要不急の外出を控えるとともに、7月5日(金)から始まる期末考査に備えて、家庭学習に励んでいただきたいと考えています。そして、教職員の皆さんも、有給休暇の活用をとおして、心身のリフレッシュを図る3日間としてもらえたら幸いです。

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