「沙羅の木だより」その14


令和元年7月9日


 例年であれば、そろそろ梅雨が明けてもよい頃ですが、今年は近畿地方の梅雨入りが6月26日と、統計がある1951年以降で最も遅い記録となったこともあり、どうやらこの分だと、梅雨明けも遅くなりそうな気配です。


 沖縄付近で強まる太平洋高気圧ですが、今週末からの3連休(本校は2連休)は再び衰弱傾向となり、7月15日、海の日の頃には最も弱まってしまう予想です。このため、本州付近は夏空とは程遠く、各地で曇雨天傾向の本格的な梅雨空が続いてしまうようです。梅雨前線の活動具合によっては、引き続き激しい雨が降り、大雨となる恐れもありそうです。3連休が終わると、再び沖縄付近で太平洋高気圧の勢力が復活してくる予想で、この太平洋高気圧が本州付近に張り出してくれば、関東以西でも夏空が広がり、梅雨明けにつながることになるのですが、今のところ、そうなるのは早くても7月20日頃になるのではないかと見られています。ただし、太平洋高気圧がどれくらい張り出してくるかは、はっきりとした予想が立たないため、もしかすると、7月下旬になっても,だらだらと梅雨空が続く可能性も考えられるそうです。


 さて、7月5日(金)から行われていた第1学期の期末考査も、中学生と高校3年の専攻選択コースおよび音楽科の皆さんは今日(9日)まで、その他の生徒の皆さんは明日(10日)までとなっています。試験期間中は、普段は賑やかな校内も静まり返り、放課後は遅くまでテスト勉強をしている生徒が多く見受けられます。その傍らでは、先生方がほぼマンツーマンの状態で生徒の質問に丁寧に応えていました。何かと多用な中、先生方には生徒に寄り添って根気よく教えていただいていることに、ほんとうに頭が下がる思いです。冷房の効いた自習室ではなく、教員室前廊下の長机で勉強している生徒にその理由を尋ねたところ、「いろんな先生にすぐ教えてもらえるから」だそうです。なるほど。高1、高2、高3の特進コースの皆さん、あと1日です、ファイト!


 最後に、うれしいニュースをご紹介します。6月中旬に開催された「第66回NHK杯全国高校放送コンテスト大阪大会」において、アナウンス部門で本校高2のMさんが1位となり、7月22日から25日の4日間、東京のNHKホールで実施される全国大会に出場します。Mさん自身2年連続、相愛高校としては4年連続の快挙となります。また、研究発表部門で高2のOさん、Sさん、Nさんの3名が大阪府代表として選出され、国立オリンピック記念青少年総合センターで実施される校内放送研究発表会に出場します。


 さらに、つい先日(7日)「NHK杯中学校放送コンテスト大阪大会予選」において、本校から出場したアナウンス部門5名、朗読部門5名、テレビ番組部門1作品、ラジオ番組部門1作品のすべての部門で予選を通過しました。14日の決勝大会に出場し、全国大会出場をめざします。ガンバレ放送部!

20190709_saranok_mic.jpg