「沙羅の木だより」その18


令和元年8月1日


 今日から8月に入りました。8月は別名「葉月」と呼ばれますが、この由来には諸説ある中、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」→「葉月」という説が有力です。英語名‟August"は、ローマ皇帝アウグストゥスに由来するのですが、アウグストゥスは紀元前1世紀、誤って運用されていたユリウス暦の運用を修正するとともに、8月の名称をそれまでの「6番目の月」を意味する‟Sextilis"から自分の名前に変更してしまいました。なーんてことを昔、世界史の授業で教えていました。私の教員免許はまだまだ有効状態ですから、社会科授業はいつでもOK、カモ~ンです。


 今夜、南大阪の富田林市で大きな花火大会が開催されます。大阪では夏の風物詩の一つとしてよく知られている、関西一の巨大花火大会で、午後8時から1万発の花火が打ち上げられます。大阪市内でも少し高いビルに上がれば、美しい光景を見ることができるのですが、日本一の高さ300メートルを誇る、あべのハルカスからだと絶景かもしれません。富田林市から直線距離にして20数キロメートルの奈良県I市のわが家にも,「ドーン」「ドッカーン」という炸裂音が聞こえてくるくらいの規模です。参考まで、I市でもこの3日(土)に「どんどこまつり」が開催され、花火の打ち上げがあるのですがその数700発とのことで、富田林市のとはちょっと違うようです。


 さて、7月29日(月)、大東市立総合文化センターで開催された「大阪府吹奏楽コンクール北地区大会」に吹奏楽部が出場しました。高等学校の部小編成の20校目、夕方5時10分からの出番と聞いていたので、私も早々に仕事を切りあげ、JR学研都市線に乗って住道まで向かいました。このコンクールは、大阪府吹奏楽連盟と朝日新聞社が主催する歴史と伝統ある大会で、今年で第58回目を数え、北摂、北、中、南の4つの地区をそれぞれ勝ち抜いた学校が府の大会に進出することになっています。本校は、下田和暉作曲「イノセント・ジョイ」を演奏したのですが、この作品は、2017年冬に作曲された最小9人から演奏が可能な小編成向きの曲ということで、途中で部員たちが手拍子や足踏みを入れたりと、リズム感あふれる楽しい曲でした。審査の結果は、残念ながら地区代表には選ばれませんでしたが、見事に銀賞を受賞しました。おそらく、金賞とは紙一重の差であったように思います。直前まで校内で合宿し、このコンクールに備えてきた吹奏楽部の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。すばらしい響きをありがとう。

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 連日、うだるような暑さが続いています。気象庁の長期予報によると、近畿地方は平年に比べ晴れの日が多く、向こう1か月の平均気温は、高い確率60%となっています。高温が続き、熱中症の危険が特に高くなる見込みですので、暑さを避けて、水分をこまめに補給するなど、十分な対策をとりましょう