「沙羅の木だより」その50


令和2年3月3日


 2月29日(土)、相愛高等学校第72回卒業証書授与式を挙行いたしました。事前の天気予報は雨だったのですが、午前中は何とか持ちこたえてくれ、安堵したところです。昨今の情勢を踏まえて、規模を縮小しての実施となりましたが、式はとても厳かに行われ、117名の卒業生が思い出多き相愛高等学校を巣立っていきました。校長式辞では、「これからの長い人生をとおして、志を高く持ち続けて、心を耕し続け、言葉を磨き続けていってほしい」と卒業生にエールを送りました。皆勤賞では、中学高校6年皆勤の4名、高校3年皆勤の3名、計7名の生徒に賞状を授与いたしました。雨の日も風の日も、体調や気分のすぐれない日も、一度たりとも遅刻・早退・欠席することなく、6年間(3年間)登校し続けたことは称賛に値する、すばらしい業績だと思います。本校では、各賞の表彰時、壇上で受け取った賞状を会場の保護者に生徒自身が手渡すことにしているのですが、ご家族の手厚いサポートがあってこその皆勤賞だと思います。ご家族のご支援に感謝申しあげます。

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 卒業生の皆さんには、本校で学んだことを糧に、これからの人生を切り拓いてほしいと思います。令和の時代は間違いなく皆さんが主人公です。大きな夢と希望を持って、ますます活躍されることを心からお念じ申しあげます。


 さて、本校では新型コロナウイルス感染症への対応として、3月4日(水)~3月31日(火)を休校といたしました。これに伴って、この期間中、学校が指示した日を除いて生徒の登校を禁止するとともに、すべての授業・補習、クラブ活動・レッスン室使用を中止・禁止としたところです。


 新型コロナウイルス感染症の症状は、発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)がある方が多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。新型コロナウイルスは、現時点では、飛まつ感染と接触感染によりうつるといわれています。重症化すると肺炎となるのでご注意ください。


 新型コロナウイルス感染症の予防としては、十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事を心がけること。帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめにアルコール消毒液や石けんなどで手を洗うこと。咳エチケットを行うこと。部屋をこまめに換気すること。持病がある方等はできるだけ人混みの多い場所への外出を控えること。などが大切といわれています。


 この期間中、保護者の皆さまには、ご家庭でのお子さまの健康状態の把握、感染症予防の指導について、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。また、生徒の皆さんは家庭学習に励むとともに、不要不急の外出については控えるようお願いいたします。