「沙羅の木だより」第40号


平成31年1月21日


 つい先日、除夜の鐘を聞いたところだったのに、気がつけば、もう1月も下旬を迎えていました。まさに「光陰矢の如し」で、40代より50代、50代より××代と、年齢を重ねるとともに月日の流れが速く感じてなりません。


 昨日1月20日は「大寒」でした。大寒とは「二十四節気」の一つで、このころ寒さが一年のうちで最も厳しい時期にあたります。これから「立春」までの15日間は、暦のうえでは寒の後半にあたり、日本では各地で、1年間のうちの最低気温が観測される期間です。日本海側では、なお雪のシーズンでありスキーなどが盛んに行われていますが、太平洋側ではフクジュソウ、スイセンなど寒中に花を開くものがあり、西日本では白梅、紅梅も咲きます。また、南国ではヤナギが芽を吹き始めるところもあり、ヒバリの初鳴きも聞かれるころとなります。

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 そのような中、本校では19日(土)午前に中学入試A日程が、20日(日)午後に中学入試B日程が実施されました。国語と算数、そして面接試験を受けていただきましたが、小6の皆さんにとっては、おそらく人生初の入学試験ということで、一様に緊張感でいっぱいでした。試験終了後、お迎えの保護者の方と帰って行かれる際の、ほっとした表情がとても印象的でした。4月には、この相愛中学校で、皆さんとともに楽しく充実した学校生活が過ごせることを待ち望んでいます。あと、中学入試C日程が、1月25日(金)午前に実施されます。出願期間が24日(木)までとなっていますので、まだ間に合います。


 同じくこの土日には、全国693会場で「大学入試センター試験」が一斉に実施され、57万7千人がチャレンジしました。本校からも、国公立大学志望者が二日間にわたりマークシート方式の試験に挑み、今日(21日)は朝から、自己採点に取り組んだところです。センター試験で獲得した点数をもとに、今後、どの大学に出願するかを絞り込むことになります。ちなみに、2020年からはセンター試験が廃止され、「大学入学共通テスト」に移行することが決まっているので、現在高1の学年から新テストを受験することになります。


 古い話で恐縮ですが、私が受験生のころ、国立大学は一期校と二期校に分かれていて、一期校は3月上旬、二期校は3月下旬に日程が組まれていました。しかし、旧帝国大学が一期校に集中していたり、日程との関係もあって必然的に一期校が第一志望、二期校は滑り止めという様相になり、期別の大学群格差が序列化されていきました。その弊害を是正する目的で、1979年から「大学共通第1次学力試験(共通一次)」が導入され、一期校、二期校制度が廃止となり、国公立大学は原則1校受験となりました。今はもう昔の出来事です。


 さて、高1乙女コンサートが1月26日(土)に、中学乙女コンサートが2月1日(金)に本校講堂において開催されます。ぜひ、ご鑑賞ください。