英国バンガ―大学英語研修の様子が現地スタッフから送られてきました。今回も授業を受けたのちにイギリスの著名な場所を訪れたようです。また、バンガー大学の学長にもお会いしました。

H30.3.27(火)
 午前中はアントニア先生から、イースターの風習とバンガーについての授業を受けました。
 日本ではあまり馴染みのないイースターですが、イギリスではクリスマスと並ぶほど大切な行事として捉えられています。生徒の皆さんにも馴染みが薄く、理解するのが少し難しいようでした。
 また、午後から訪れるバンガー大聖堂のことも学びました。AD525年に聖Deiniol(デイニオル)によって建てられたバンガー大聖堂はイギリス最古といわれています。最初の教会は小さな小屋でした。周りに人々が暮らすために家がたてられ、その周りに敵から守るためにフェンスで囲います。このフェンスが、地元ではバンガーと呼ばれるようになった由来です。
 授業後には、バンガー大学の見学をしました。はじめにCouncil Chamberという大学でも学長たちによる重要な会議が行われる部屋にて、学長よりウェルカムトークをしていただきました。部屋には、歴代の学長の肖像画が飾られ重厚な雰囲気。皆さん、学長のお話に聞き入っていました。

20180330_01.jpg 20180330_02.jpg

20180330_03.jpg

 バンガー大学は、設立当初から女性の高等教育に力を入れてきた珍しい大学でもあります。大学の廊下には設立初期に卒業された女学生の写真や肖像画も展示されています。創立当初は炭鉱の町であったバンガーの人たちが、子供たちの教育にと、1ペニーずつみんなから集め、小さな学校をつくり、現在の立派な大学に至ります。そのため今でも、Penny大学と呼ばれています。たくさんの人たちの力のおかげで今の大学があると思うと、親しみがわきますね。
 その後、スタッフの案内でバンガー大学の図書館を見学しました。バンガー大学設立時から残っている、学内でも一番古い建物が図書館として使用されているため、皆さんスケールに圧倒されていました。中には、映画で見たハリーポッターの世界観そっくりと言う生徒もいました。

20180330_04.jpg 20180330_05.jpg

 また、図書館にはバンガー大学創立時の1800年代から残る新聞や書物が保管されており、現地の歴史を紐解くために、今現在も使用されています。皆さん興味津々に見入っていましたよ。
 ランチの後は、バンガー大聖堂とバンガーミュージアムを見学しました。グループに分かれてクイズを解きながら、バンガーの歴史、建造物、たくさんのことを学びましたよ。
 バンガー大聖堂ではちょっとした面白いクイズも...。実はバンガー大聖堂には、木彫りの小さなネズミの像が5つ隠れているんです!これは、大聖堂の建築者が建設時、ちょっとしたユーモアで作ったと言われています。みなさん、見学の最後にはこの5つのネズミの木彫り探しに夢中になっていました。中には、5つすべて見つけたグループも!!結構小さな木彫りなのですが...すごいですね!

20180330_06.jpg 20180330_07.jpg

20180330_08.jpg 20180330_09.jpg

 バンガーミュージアムは昨年リニューアルされ、バンガーに関する資料がさらに増えたことで充実した見学となりました。

校外教育係