猛暑の中、今年も美大進学志望の高校生と美術系高等学校志望の中学生、6名が参加しました。
講習前半は鉛筆描写、後半は色彩構成として授業をすすめました。今回の講習は大きな天変地異にみまわれ、従来通りの進行にはなりませんでした。
また、この時期はAO入試のエントリーから受験への対策時期の問題で、非常に慌ただしい毎日となりました。
今年の講習は、夏のAO入試受験者、秋の指定校試験の受験者、美術系高校の受験者と、多様な要望に応えながら、そのころ開始される私立学校美術展の追い込みなどをにらみながら、何とか組み立ててこの行事を終了させることができました。
前半の素描のモチーフは様々な金属製のケトルやオイルディスペンサー、高級鍋等を違った質感のものを各自が選択し組み合わせて制作していく課題でした。
後半の色彩構成は、高校生はデザイン科向けの入試問題、中学生は色彩構成の基礎課題を作品の完成度は度外視して徹底した演習を実施しました。
また、8月上旬から始まるAO入試に向けての作品づくりも行いました。
上のスマホがプロダクトデザイン志望の生徒作品です。独特のフォルムでもちやすく、ディスプレイは円形、夏は扇風機(ダイソンの機能)、冬はカイロという多機能端末です。
最後に良かった描写作品を2点紹介してこのブログを終わります。
受講者の皆さん、さぞかし大変だったことでしょう。
次は冬期講習で会いましょう。
美術科 笹本 仁