「沙羅の木だより」第18号



平成30年8月17日



 8月15日(水)終戦の日、大阪国際平和センター(ピースおおさか)で開催された「平和コンサート」において、本校の中高音楽科生徒51名が出演いたしました。まず、相愛大学音楽学部の卒業生4人により、サミュエル・バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」ほか2曲が演奏され、会場全体がとても厳かな雰囲気に包まれた後、いよいよ音楽科の生徒が登壇し合唱を披露するときがやって来ました。この夏休み中もたびたび登校し、全体練習を繰り返して本番に備えてきましたが、さすがに、直前は緊張感にあふれていた様子で、リラックスさせようと生徒の皆さんに発した校長先生のおやじギャグは、ことごとく不発に終わってしまいました。今年は「Every day Happy day」「君をのせて」「地球星歌」「上を向いて歩こう」そして「ふるさと」の4曲を披露しました。来場者の中にはご年配の方も大勢おられ、坂本九さんの1960年代の大ヒット曲「上を向いて歩こう」は、皆さん懐かしそうに口ずさんでおられました。最後の「ふるさと」は、会場が一体となって大合唱の渦となり、おまけにアンコールの拍手まで沸き起こり、再び全員で合唱するなか「平和コンサート」は幕を下ろしました。付き添い教員によりますと、今回で5回目の合唱参加になるそうですが、アンコールを求められたのは初めてだそうで、それくらい、生徒たちの歌声が来場者の皆さんの心を打ったのだと思います。初参加の私も感動いたしました。音楽科の皆さん、すばらしい歌声をありがとう!

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 さて、気がつけば8月も後半に入りました。今年の夏は、各所で40度超を記録するなど猛暑が続き、熱中症対策が社会問題化する中、各地の学校や教育委員会ではプールの使用を中止する動きが広まりました。一方で、遊園地など一般のプールはこの暑さで客足が増えているようです。この私も子どものころ、住んでいた阿倍野区の自宅から、通称『チン電』(現阪堺電車上町線)に乗って、府営浜寺プールによく通ったものです。浜寺一帯は、堺泉北臨海工業地帯の埋立造成が始まる1950年代末まで、美しい松林が広がり夏期は海水浴場として大変な賑わいを見せていたところです。わが家の古いアルバムに、おそらく2~3歳の私が姉やいとこと並んで、魚肉ソーセージを口に加えて会心の笑みを浮かべている一枚の白黒写真が貼り付けてあります。私にはまったくその記憶がないのですが、アルバムには「浜寺海水浴場にて」と亡き母の手書きが添えられています。



 8月18日(土)と19日(日)、天満橋OMMビル2階にて、「大阪私立学校展」が開催されます。時間は両日とも午前10時から午後5時までとなっています。大阪のすべての私立中高が大集結しますので、奮ってご参加ください。