「沙羅の木だより」第17号


平成30年8月7日


 8月5日(日)から4泊5日の日程で、高校特進コースの学習合宿が行われています。私も初日の朝、JR王寺駅から生徒の皆さんとともに、ホテルのマイクロバスに乗って信貴山まで向かいました。


 信貴山朝護孫子寺の公式ホームページによりますと、「今から1400余年前、聖徳太子は、物部守屋を討伐せんと河内稲村城へ向かう途中、この山に至りました。太子が戦勝の祈願をするや、天空遥かに毘沙門天王が出現され、必勝の秘法を授かりました。その日は奇しくも寅年、寅日、寅の刻でありました。太子はその後御加護で勝利し、自ら天王の御尊像を刻み伽藍を創建、信ずべき貴ぶべき山『信貴山』と名付けました。以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されています。」「醍醐天皇の御病気のため、勅命により命蓮上人(みょうれんしょうにん)が毘沙門天王に病気平癒の祈願をいたしました。加持感応空なしからず天皇の御病気は、たちまちにして癒えました。よって天皇、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として『朝護孫子寺』の勅号を贈ることになりました。また、朝護孫子寺は、『信貴山寺』とも呼ばれ、多くの方に親しまれています。」とあります。

 境内のあちらこちらに寅のモニュメントが置かれている、タイガースファンにはよく知られたお寺で、合宿の無事をお念じ申しあげてから、ホテルに戻り開校式を行いました。私からは、「一日11時間、自分の限界まで、学習に没頭してください。努力の積み重ねが、必ずや受験で実を結びます。」と激励の挨拶をいたしました。その後、生徒の皆さんは昼食のカレーライスをいただき、12時40分から、いよいよ学習がスタートしました。本校の学習合宿の特色は、何と言っても、100分の講座が午前中2コマと午後に3コマあり、そのほとんどが先生方による講義形式の授業である点です。夜の部にも、3時間の自習・課題があり、食事と入浴以外はすべて学習時間、花火大会もリクレーションタイムも一切なしのガチンコ合宿となっています。現地の様子については、すでに行事報告にアップされていますので、そちらをご覧ください。


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 私も、今日夕方から陣中見舞いに行って来ます。合宿も3日目に入り、そろそろ疲れもMAX状態になりかけていることでしょうから、お約束の『甘いもの』を両手いっぱいに抱えて、生徒の皆さんと先生方を慰労してきたいと思っています。