「沙羅の木だより」第19号


平成30年8月21日


 8月18日(土)と19日(日)の二日間、天満橋OMMビルにおいて、「大阪私立学校展」が開かれました。府内の全私立中学校と高校による学校紹介イベントで、来春に受験を予定している中学生、小学生と保護者の皆さまが多数ご来場され(主催者発表では計2万3千人)、各校担当者の説明に熱心に耳を傾けておられました。相愛中高のブースにも大勢の皆さまにおいでいただき、誠にありがとうございました。教職員一同、丁寧な対応を心がけましたが、大混雑の中、至らぬ部分もあったかと思います。この点は平にご容赦ください。本校第3回オープンスクールが9月15日(土)に開催されますので、こちらにもぜひご参加ください。学校のことをよく知ろうと思えば、その学校へ行って雰囲気や様子を確かめることが一番です。それと、在校生に直接話を聞いてみてください。生きた情報がいろいろ手に入ると思います。

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 余談ですが、私立学校展の受付で配られていたあの紙袋を見ると、無性に「豚まん」を食べたくなるのは私だけでしょうか?

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 閑話休題、先日、英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング2018」で大阪が堂々の3位に入りました。同ランキングでは、安全性、医療、文化・教育、インフラの5項目の得点(100点満点)を総合評価したもので、大阪の評価は急上昇しており、半年前の調査まで6年半も首位にいたメルボルン(今回調査では2位)に0.7ポイントまで肉薄する勢いだそうです。
かつて20世紀末、大阪のひったくり件数は1万件を突破し、ワースト2の東京を倍近くも引き離していました。自動車盗、ひき逃げ、刑法犯少年の検挙・補導数、暴走族の団体数なども大阪が全国ワースト1で、青信号になる前に発進する「フライング発車」はなんと世界ワースト1でした。ひったくりは昨年も全国ワースト1でしたが、発生件数は646件まで激減していますし、府内の刑法犯総数は2004年の25万5697件から昨年は10万7023件と6割近く減りました。一方、大阪市の人口推計は2015年の262万4891人から2040年には215万4000人に、0~19歳人口は40万6519人から25万9409人に減る見通しです。人口減少によって犯罪が激減して住みやすくなったことで大阪市が「世界で最も住みやすい都市」世界3位に選ばれたのでしょうか。その解釈はともかく、大阪のインバウンドは好調で、キタやミナミの繁華街は外国人観光客であふれています。ひょっとして、2度目の万博もあるかもしれませんね。参考まで、「世界で最も住みやすい都市」トップテンは、1位ウィーン、2位メルボルン、3位大阪、4位カルガリー、5位シドニー、6位バンクーバー、7位トロント、8位東京、9位コペンハーゲン、10位アデレードでした。それにしても、この大阪が世界3位って、ほんまかいな? そうかいな!